今月逮捕されたプッシー・ライオットの4人のメンバーが釈放されたその日に再び逮捕されたという。
先日、ニカ・ニクルシナ、オルガ・クラチョワ、オルガ・パークトソワ、ピョートル・ベルズィロフの4人はワールドカップの決勝戦のピッチに乱入している。
4人のメンバーは警察官の制服姿で、ロシアの政治制度ならびに司法制度に抗議するものであったと見られている。
「ピッチフォーク」の報道によれば、4人は15日間の拘置を言い渡されており、今後3年間のスポーツ・イベントへの入場も禁止される。
そして今回、プッシー・ライオットのメンバーであるナジェージダ・トロコンニコワによって発表された声明によれば、「事前の書面による通知なく、公共の場でのイベントを開催・運営したこと」のために現地時間7月30日に再逮捕されたという。
プッシー・ライオットのアカウントでは次のようにツイートされている。「15日間の拘置を経て、私たちのメンバーは朝まで警察にいることになりました。でも、彼女たちは笑いながら、釈放についての歌を歌っていました」
https://twitter.com/pussyrrriot/status/1024013112876433408
続けて次のようにツイートしている。「私たちの4人の活動家(ニカ・ニクルシナ、オルガ・クラチョワ、オルガ・パークトソワ、ピョートル・ベルズィロフ)は再び逮捕されて、警察署に連れていかれました。20.2.2条、『事前の書面による通知なく、公共の場でのイベントを開催・運営したこと』で逮捕されたのです。最大10日間の拘置となります」
https://twitter.com/pussyrrriot/status/1024000191400161286
「ワールドカップに参加して15日間の拘置を過ごした4人のメンバー全員が釈放後、すぐに逮捕されたのです」
https://twitter.com/pussyrrriot/status/1023992585940033537
事件後、プッシー・ライオットは“Track About Good Cop”、“PONG!”、“Unicorn Freedom”、“КОШМАРЫ/NIGHTMARES”といった新曲をリリースしている。
新曲のリリースについては『クラック』誌とのインタヴューで語られており、ナジェージダ・トロコンニコワとニキータとニキータ・チャイカは新曲について囚人によって作られたロシアの牢獄での伝承歌に影響されたと語っている。
「そうした歌はみんなのものとなっていて、鼓舞するための驚くべきツールだった。昔の素晴らしい曲なんだけど、看守をからかうもので、悲しい時でも精神を盛り上げてくれて、文字通り生命を守るものだった」とナジェージダ・トロコンニコワは語っている。
「精神こそが本当にロシアの牢獄では生命を維持させてくれる唯一のものだった。囚人による口承文化の中で別世界を作り上げることが、人間としての自分自身を尊重し続けるのに一役買ってくれた。悪夢のような地獄で暮らしている時でさえもね」
プッシー・ライオットは8月にUKで出版した書籍に関する朗読会を行う予定となっている。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.