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ノエル・ギャラガーは、ロシアW杯でのイングランド国内の熱狂ぶりを振り返っている。

イングランド代表は、今月に行われたロシアW杯で準決勝で敗れて4位の成績を収めている。

ノエル・ギャラガーは先日、準々決勝のスウェーデン代表戦の前に行われたスカボロー公演の中で、イングランド代表が優勝する見込みはないと発言したことで観客のブーイングを受けている。ノエル・ギャラガーはイングランド代表の応援ソングである“Three Lions”のチャントを始めた観客に対し、「本当のことを言うとさ、(フットボールが)帰ってくるわけはないよな」と語っている。

「アブソリュート・ラジオ」のインタヴューを受けたノエル・ギャラガーはその中で今回のW杯を振り返っている。「イングランド代表を観ていて、世界チャンピオンになると思ったかい?」とノエル・ギャラガーが質問して、インタヴュアーが「いいえ」と答えると、彼は次のように続けている。「俺もそうは思わなかったんだ。それで、曲と曲の間に“Three Lions”を歌っている人たちを観るとさ、『可哀想な奴らだな』って思ってしまうんだよ」

「俺たちもイングランド代表のファンだっていうことは知っておいて欲しいんだけどさ」として、ノエル・ギャラガーは自身の家族に言及している。「俺の2人の息子もそうで、上の息子はイングランド代表が準決勝で負けた時に泣き出してしまったほどでね。彼はマジで泣いてたんだ。それで『嘘だろ。もう何にも勝てないよ』って言い出すから、『まだ10歳だろ? まだ一回しかW杯を観てないわけでさ。これからもっと酷くなるよ 』って言ってやったんだ」

ノエル・ギャラガーは息子も自身と同じくマンチェスター・シティのファンかと訊かれると、次のように続けている。「もちろんだよ。我が家のルールみたいなものだからね。息子には、『こういう風に考えたらどうだ?。お前はシティのファンだからいいけど、もしもジョーディー(ニューカッスルやダラムの人々の意)だったらどうなっていたと思う?(※ニューカッスル・ユナイテッドFCは最新シーズンで10位だった)』って言ったら、『どっか行けよ』って言われてね。あいつはまだ10歳なのにさ、どこでそんな言葉覚えたんだっていうね」

ノエル・ギャラガーはさらに次のように語っている。「ロンドンの人たちがみんな夢中になっていたのは面白かったね。俺たちはツアーに出ていたから、ロンドンの雰囲気とかが分からなかったんだ。ロンドンでタクシーの運転手に『帰ってくると思いますか?』って訊かれたんだけどさ、『何だって?』って答えたら、『あれは帰ってくると思いますか?』って言うから、『いや、帰ろうとしているのは俺だよ』って言ったんだ。『乗った時に伝えたよね?』って言ったら、『違います、フットボールです。帰ってくると思いますか?』って言うから、『W杯を見ればいいだろ』って言ってやったよ」

ノエル・ギャラガーのインタヴューはこちらから。

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