モリッシーは「失われていたスタジオ・トラック」として未発表曲“Blue Dreamers Eyes”の音源が公開されている。
モリッシーは今年4月にも“By The Time I Get To Wherever I’m Going”をオンライン上で公開しているが、今回、自身の甥で写真家のサム・エスティ・レイナーによって作られたライヴ映像を組み合わせたミュージック・ビデオと共に“Blue Dreamers Eyes”のフル音源が公開されている。
哀愁を帯びながらも恍惚感の漂う、ストリングスを主体とした楽曲の中で、モリッシーはいつもの切なくも憂鬱な雰囲気のなか、次のように歌っている。「僕は人間のくずだ。僕はいつだってそうだった/そうとしかできなかったんだ……僕は失敗に失敗を重ねた/また立ち上がって、また失敗するんだ」
元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーはこの頃、自身の物議を醸す発言に端を発して「元ファンたち」がライヴ会場の外で人種差別に対する講義パーティーの開催を発表していた中で、「物流事情」のためにUKとヨーロッパ・ツアーのすべての日程をキャンセルしている。
モリッシーは先日、物議を醸したインタヴューの中で人種差別主義やイスラム教の「ハラル認証(肉などの食品における、イスラム教の教えに即しているか否かについての基準)」とISISとの関連について語っている。また、モリッシーはヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、ロンドン市長のサディク・カーンについては「まともに喋ることができない」としている。モリッシーはその後、新たな声明を発表してその中で人種差別やファシズムについて「軽蔑する」と反論しており、極右政党である「フォー・ブリテン」党への支持を表明している。
モリッシーの発言で物議を醸したものとしては他に、彼は裁判所の秩序を乱した罪で13ヶ月の懲役が言い渡された極右団体の創設者であるトミー・ロビンソンの逮捕について「ショッキング」だと語った発言などがある。
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