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ミューズのツアー・ディレクターであるグレン・ロウは身を引くにあたってバンドとの仕事について振り返っている。

グレン・ロウは18年間ミューズと仕事をしており、新人バンドのためのチャリティを立ち上げるため今回ツアー・ディレクターから身を引くことを発表している。今回、新たなインタヴューの中でグレン・ロウはミューズとの仕事の中で最もよかった側面について語っている。

「安っぽく聞こえるかもしれないけど、本当に光栄だったよ、最初から最後まであの3人の思考プロセスというのは素晴らしくてね」とグレン・ロウは『ミュージック・ウィーク』誌に語っている。「自由な発想の持ち主でさ、チャレンジしか求めていないんだ。それが彼らのロケットの燃料となっているんだよ。彼らは革新者で、前進することを止めず、常に限界を押し広げていくんだ。歩みを緩めたり、通常の枠に留まることはないんだよ」

グレン・ロウはミューズが「ハングリー精神」を持ち続けているゆえにツアーでもトップに君臨し続けるだろうと続けている。「それが彼らが絶好調であり続ける理由だよね。純粋な意味で彼らは未来主義者なんだよ」

ミューズのライヴで最も気に入っている公演についてグレン・ロウは次のように語っている。「ウォー・チャイルドのためにやったシェパーズ・ブッシュ・エンパイアの公演だね。あれはマジカルだった」

「あの時は“Dead Star”を久しぶりにやったんだけど、絶対に演奏しないと思っていた曲を聴いて、大の男たちが泣いているのを見るのはよかったよね。映像スクリーンもパイロもなくて、3人のメンバーが最大限の力を発揮して、何にも必要ないことを証明したんだ」

「他のこともすべて素晴らしかったんだけど、ステージでの3人の感情というのが別次元だったんだよね。それは随分とやってなかったものだったんだ」と彼は続けている。「グラストンベリーはすべて素晴らしかったし、『ザ・セカンド・ロウ~熱力学第二法則』の時に映像作品になったローマ公演も途轍もなかったね。実際に俳優を使ったからね。みんながミューズはシアトリカルだって言うからさ。僕らは『芝居の要素を入れてみよう』と思ったんだ。『ドローンズ』のツアーは技術的な面で素晴らしく、とんでもないものを作ったからね。このあたりが一番誇らしい思い出だと思うね」

グレン・ロウはニーコ・トラストと呼ばれる、イギリス国内のロンドン、バーミンガム、カーディフ、リーズ、エジンバラにライヴ会場をオープンさせるチャリティを立ち上げ、新人バンドに機会を与えてシーンを再燃させることを考えているという。

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