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ヨーロッパ人権裁判所はプッシー・ライオットの2012年の逮捕について50000ユーロ(約650万円)の補償金をバンドに支払うようにロシア政府に裁定している。

プッシー・ライオットはロシア正教会救世主ハリストス大聖堂で「パンク・プレイヤー」とも呼ばれるパフォーマンスを行ったことで3人が逮捕されている。彼女たちは「宗教的憎悪を動機としたフーリガン行為」で有罪が下されている。しかし、パフォーマンスは宗教に関連したものではなく、ウラジーミル・プーチン大統領の3期目への出馬に抗議するものだった。

今回、ロシアはヨーロッパ人権条約の複数の項目に違反したと裁定されており、「裁判の聴取に出席するためのバンド・メンバーの移動に関する人員過剰の状況や、セキュリティのリスクについての実証がないにもかかわらず、警察官や警察犬に囲まれたガラス張りの独房に常にさらされることになる屈辱を受けなければならなかったため」とプレス・リリースでは述べられている。

ヨーロッパ人権裁判所はナジェージダ・トロコンニコワ、マリア・アリョーヒナ、エカチェリーナ・サムツェヴィッチの投獄について「単に色の映えた服を着て、腕を振り、足を蹴り上げ、強い言葉を使っていたに過ぎず、曲の歌詞やパフォーマンスの文脈を分析しても例外的に深刻ということはなかった」と続けている。

https://twitter.com/pussyrrriot/status/1019193608325550081

マリア・アリョーヒナとナジェージダ・トロコンニコワは2014年7月にヨーロッパ人権裁判所に申し立てを行っており、250000ユーロ(約3200万円)の補償金を求めていた。プッシー・ライオットはオフィシャルのツイッターで今回のニュースを祝福しており、「ヨーロッパ人権裁判所で行われたロシア政府に対する裁判で勝訴した」とツイートしている。

今回の件について控訴するかどうかロシア政府はまだ声明を発表していない。米『ビルボード』誌によれば、ロシアは人権協議会から撤退するという報道もあるという。

プッシー・ライオットはフランスとクロアチアによるワールドカップの決勝戦に4人が乱入している。それを受けて犯行に及んだ4人はロシア当局から15日間の拘置を言い渡されたという。

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