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システム・オブ・ア・ダウンのフロントマンであるサージ・タンキアンは、システム・オブ・ア・ダウンの新作が長らく出ていない理由に言及し、さらに、以前バンドが活動休止したのは自分のせいだと認めている。

バンドメイトのダロン・マラキアンは、先日のインタヴューで、サージ・タンキアンとバンドの関係に原因があると語っているが、これを受けてサージ・タンキアンはフェイスブックに自身の思いを明かしている。

ダロン・マラキアンは『ケラング!』誌に対し、バンドの2005年のアルバム『メズマライズ』と『ヒプノタイズ』のレコーディングにサージ・タンキアンは乗り気でなかったと語っている。彼はまた、ニュー・アルバムの制作をどうするのが最善か、サージ・タンキアンとバンドの他のメンバーでずっと折り合いがついていないことも明かしている。

今回、サージ・タンキアンはフェイスブックに長文を投稿しており、2006年のバンドの活動休止は自分が決めたものだと認めている。

「2006年の活動休止の原因が僕にあったっていうのは本当だよ。全部、僕のせいだったんだ。他のみんなはこれまで通りのペースでツアーをして、新作を作り続けていきたいと思っていたんだよ」と彼は語っている。

活動を休止した理由については、「アーティスティックな」面の問題や、バンド内の「平等主義」が失われてしまったことなどを挙げている。

「同じ人と同じことを続けていくのは、たとえ僕らみたいなダイナミックな集団であっても、芸術的には冗長だとずっと感じていたんだよ。あの頃は、そろそろ自分の仕事をする時間が必要だなって思うようになっていたんだ」

そのため、2005年の二作品のレコーディングに乗り気でなかったことも認めている。「こういった理由が膨らんでいって、僕は『メズマライズ』と『ヒプノタイズ』の前にバンドを去りたいと思っていたんだ。こういうわけで、個人的にこのレコードの音楽には馴染めないんだよね」

「取り組みたい曲もあったけど、当時の僕自身の受け身なところも相まって、約束がおざなりになって進まなかったんだよ」

活動再開後については、2年ほど前にバンドに前に進むための提案をしたことを明かしている。サージ・タンキアンはバンドが「アルバムだけにとどまらず、充実した経験となるように、新しいコンセプトやテーマを作る」ことを勧めたという。

「結局、僕は越えてはならない一線を示しておかなければならなかったんだ。かつてのバンドの状態に戻ってしまったら決して幸運なことにはならないと分かっていたからね」

「それで、すべての点では見解が一致することはなかったから、一緒にレコードを作るというアイディアは差し当りは棚上げしようと決めたんだ」

「唯一残念なのは、集団としてシステム・オブ・ア・ダウンの新たなアルバムをみんなに渡せてないことでね。それについては謝りたいよ」

https://www.facebook.com/SerjTankian/photos/a.405390289797.182250.8047564797/10156468162064798/

一方、それでもバンドの結束は今も堅いようで、年末までアメリカ・ツアーが予定されている。

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