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デュラン・デュランのシンガーであるサイモン・ル・ボンは、彼から淫行を受けたというファンからの告発を否定して、それについて「事実とは異なる」と主張している。

サイモン・ル・ボンはシェリーン・ハリーリーという女性によって告発されており、彼女によれば、1995年に自身が働いていたレコード店で彼がサイン会を行った際に彼から淫行を受けたのだという。

シェリーン・ハリーリーによれば、サイモン・ル・ボンはファンとの写真撮影を行っている間に彼女のお尻を掴んだ上、「私のお尻から前の部分へと手を伸ばしてきた」という。

シェリーン・ハリーリーは自身のフェイスブックに、彼の行為でいかに「ショックを受け、まったく動けなくなってしまったか」について綴っている。

47歳のシェリーン・ハリーリーは次のように述べられている。「私はショックを受け、まったく動けなくなってしまいました」

「私は見られている中で淫行を受けたのです。それでも半笑いを浮かべてはいたのですが、ショックが和らいでいくうちに頭の中がパニック状態になっていきました。自分はどうすべきなのか必死に考えました……もしも騒ぎ立ててしまえば、『サイモン・ル・ボンを告発した女』として報じられることになってしまいます。そうなれば解雇されてしまうかもしれませんし、拒否され、無視され、憎まれることになるかもしれないのです」

シェリーン・ハリーリーは現在、ロサンゼルスでセラピストとして働いているという。彼女はサイモン・ル・ボンを訴えるつもりはないとした上で、ドナルド・トランプの「プッシーゲート」(ドナルド・トランプによる「女性器を掴む」という発言を含む女性蔑視的な過去の発言が明るみになったこと)が非難される風潮にある今、彼に謝罪を求める勇気が出てきたのだという。

「もうこれを終わりにすると決めました。これ以上このことを秘密にはしません。私は皆さんに、あの人が私に何をしたのかを知って欲しいのです」とシェリーン・ハリーリーは綴っている。

「私は彼が公の場に潔く出てくることを願っています。彼が奥さんや娘さんたちにお詫びしてくれることを願います」と彼女はさらに続けている。「私は彼の娘さんたちが、彼が作った世界よりもマシな世界で生きられることを願っています。私の人生も然りです。彼女たちが、自分ができるからという理由だけで力強い男たちにプッシーを掴まれないことを願っています」

https://www.facebook.com/duranduran/posts/10156508413367733

サイモン・ル・ボンは彼女からの告発に対し、「単純に事実ではない」と主張している。

「ハリーリーさんが私に対して非難しているような行為は、今日と同じくらい当時においても不適切で容認しがたいものです。しかしながら、言われていることは単純に事実ではありません」とサイモン・ル・ボンはデュラン・デュランのフェイスブックで述べている。

「ハリーリーさんが数ヶ月前に初めて私に連絡をくれた時、誤解を正せるように彼女と対面で面会することを提案しました。しかしながら、彼女は公の場でこのことを追及することにしたのです」

「私はこれまでずっと、自分の非を認めて至らなさに対して謝罪してきました。とはいえ、自分がしていないことに対して謝罪はできません」

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