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ジェイムスのフロントマンであるティム・ブースは、最近のモリッシーの物議を醸している発言に言及して、彼について「ちょっとひどい」男だと語っている。

元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーは先日、マンチェスター公演に合わせて人種差別に抗議するパーティーの開催が発表されていたなか、「管轄外の物流事情」のために予定されていたUKとヨーロッパ・ツアーを延期している。

過去にはモリッシーと友人同士だったことで知られているティム・ブースは今回、プレス・アソシエーションとのインタヴューの中でモリッシーの物議を醸している発言を批判している。

「僕は友人としての、優しくて、とてもシャイで、とても怖がりだった頃のモリッシーを知っているんだ。彼は成功を望んでいて、ザ・スミスに起きたようなことを望んでいたのと同時に、それを恐れてもいたんだ」とティム・ブースは語っている。「僕はザ・スミスの7度目くらいのマンチェスター公演を観たんだけど、完全に完成していてね。彼らは準備が整っていて、万全の状態だったんだ。僕たちはそうじゃなかったんだけどさ」

「彼らは僕らにとても優しかったよ。モリッシーは僕たちを世界最高のバンドだって言ってくれたし、僕らをツアーにも連れていってくれたし、最終的には断ってしまったんだけど、アメリカにも連れていってくれようとしたんだ。彼らは本当に優しかったんだよ。彼らの全員が、ずっとね」

ティム・ブースは次のように続けている。「ただ、彼がちょっとひどい奴になったのも分かってるよ」

彼は次のように続けている。「さっきも言ったように、彼は僕らにとても親切にしてくれたから、ひどいな奴だなんてことは言いたくないんだけどさ、今の彼はそれでもひどい奴だよね」

モリッシーは、今年4月に物議を醸したインタヴューの中で人種差別主義やイスラム教の「ハラル認証(肉などの食品における、イスラム教の教えに即しているか否かについての基準)」とISISとの関連について語っている。また、モリッシーはヒトラーについて「左翼」だったと語っているほか、ロンドン市長のサディク・カーンについては「まともに喋ることができない」としている。モリッシーはその後、イギリスの極右政党である「フォー・ブリテン」党への支持を表明する公開書簡を投稿し、その中で人種差別やファシズムについて「軽蔑する」と綴っている。

モリッシーの発言で物議を醸したものとしては他に、彼は13ヶ月の懲役が言い渡された極右団体の創設者であるトミー・ロビンソンの逮捕について、「ショッキング」だと語った発言などがある。

トミー・ロビンソンは現在、裁判所の秩序を乱した罪で服役している。

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