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ザ・リバティーンズのドラマーであるゲイリー・パウエルはバンドの4作目となる新作の進捗状況や前作についての所感を語っている。

ピート・ドハーティとカール・バラー率いるザ・リバティーンズは現在、2015年にリリースした『リバティーンズ再臨 (原題:Anthems For Doomed Youth)』に続く新作に取り組んでいる。『リバティーンズ再臨』は2004年にリリースした『リバティーンズ革命』以来のスタジオ・アルバムとなっている。

ゲイリー・パウエルは『クラッシュ』誌のインタヴューで、バンドがケント州マーゲイトにオープンした自分たちのホテル兼スタジオでレコーディングを行っていることを認めている。「遺産を守るような立場にはなりたくないんだ」と彼は語っている。「僕たちならまだフレッシュで真新しいものをテーブルに出せると思っているんだよね」

新作のサウンドについて尋ねられると、彼は次のように答えている。「僕たちがこの世で最もやりたくないのは、ありがちなものを作ることでね。僕らには自分たちのアイデンティティがあって、できるだけそのアイデンティティに忠実でいたいからね。それこそが僕らを形作るものだからね。ただそうは言っても、僕たちについても自分たちの新たな方向性を探る可能性もあるんだけどね」

ゲイリー・パウエルは自身がエレクトロニック・ミュージックに取り組んでいることについても語りながら、バンドが「必ずしもエレクトロニック・ミュージックの道を進むとは限らない」とした上で、ある程度の「要素がバンドに加わる可能性」はあるとしている。

「面白いテンポで遊んでみてもいいと思うんだ」と彼は続けている。「テンポや音楽に関して言えば、前作はかなり従来的なものだったからね。余分なものを取り除いて、そこから歌詞も取り除けば、文字通り誰でもプレイできるような音楽だったんだ。初期ほどの特別感はなかったよね」

バンドは以前、新作について今年中にリリースされると語っていたが、ゲイリー・パウエルはそうはならないだろうとしている。「そういう心構えになる必要があるからね。ただアルバムを作るんじゃなくて、本当に特別なものを作るんだっていうね」と彼は語っている。「時間をかけて、やるべきことをやっていくことになると思うよ」

ザ・リバティーンズによるマーゲイトの「ジ・アルビオン・ルームス」と題されたホテル兼スタジオは、まだ一般へのオープンはされていない。5階建てで10部屋ある建物の中には、バーやレコーディング・スタジオも完備されている。バンドのプレスリリースには、彼らが「ザ・ビートルズやモンキーズといった昔ながらのバンドの共同生活」に感化されたと綴られている。

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