10月16日に通算7作目となるニュー・アルバム『フェイディング・フロンティア』をリリースするディアハンターが、音楽サイト「ヴァルチャー」の取材に答えて、音楽産業について語っている。
最新作『フェイディング・フロンティア』に影響を与えたものについて聞くインタヴューのなかで、そのうちの一つとして音楽産業の衰退が挙げられており、ブラッドフォード・コックスは次のように語っている。
「音楽産業は悲鳴を上げている巨大な亡霊だよ。何の意味もない。まったく意味がないんだ。ぞっとするような亡霊に過ぎない。活気がないんだよ。どうして利益のことしか考えてない人に期待することができるんだ? 彼らは単純な生き物なんだよ。偉そうに聞こえるかもしれないけどさ。僕は独断的なやり方の社会主義者なんかじゃないからね。自分が答えを持っているとも思わないしね。僕はアートを作り、流通させることについてはジョン・カサヴェテスの意見が一番いいと思うんだ:自分でお金を出して、自分で作る、っていうね」
また、ディアハンターのブラッドフォード・コックスは、最新作に影響を与えたものを手書きでまとめた「『フェイディング・フロンティア』コンセプト・マップ」を公開しており、以下のサイトに掲載している。
http://deerhuntermusic.com/conceptmap/
上記のマップでは、R.E.M.、トム・ペティ、カエターノ・ヴェローゾ、アル・グリーンといったアーティストをはじめ、古い麻布、アイスのアールグレイ・ティーといったものが挙げられており、ほとんどのフレーズがYouTubeやWikipedia、PDFなどへのリンクとなっている。
新作からの“Breaker”のミュージック・ビデオはこちらから。
リリースの詳細は以下の通り。
アーティスト:Deerhunter(ディアハンター)
タイトル:Fading Frontier(フェイディング・フロンティア)
レーベル:Hostess / 4AD
品番:BGJ-1000
発売日:10月16日(金)
価格:2400円 + 税
1. All The Same
2. Living My Life
3. Breaker
4. Duplex Planet
5. Take Care
6. Leather and Wood
7. Snakeskin
8. Ad Astra
9. Carrion
10. Sommarlek(※)
※日本盤ボーナストラック
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