デイヴ・グロールは自身についてラッシュのニール・パートよりもメグ・ホワイトに近いと語っている。
ラッシュは2015年にドラマーのニール・パートが引退を表明しているが、デイヴ・グロールは彼の代役を務めるには自身では不十分だとしている。
フー・ファイターズは2013年にロックの殿堂でラッシュと共演しており、デイヴ・グロールはギタリストとして参加してラッシュの“2112”を披露している。
デイヴ・グロールは今回、ラッシュのゲディ・リーとアレックス・ライフソンから頼まれたら彼らのツアーに参加するかと訊かれると、米『ローリング・ストーン』誌に次のように答えている。「俺はこう言うよ。『肉体的にも、音楽的にもできません。オファーをいただいたことには感謝します』ってね。ニール・パートはまったく別の種類の生き物なんだよ。別種のドラマーなんだ」
「アレンジは分かるんだけどさ、俺はニール・パートというよりはメグ・ホワイトなんだ」とデイヴ・グロールは続けている。「彼女は俺の好きなドラマーの一人なんだ! 彼女は娘のお気に入りドラマーでもあってね。娘は2つのタイプの音楽に合わせてドラムしてるんだ。ザ・ホワイト・ストライプスとAC/DCだよ。俺としては『それこそが君のやるべきことだ』って感じだね」
デイヴ・グロールはメグ・ホワイトの演奏を称賛して、次のように語っている。「彼女は、15秒その人の音楽を聴けばその人だって分かってしまうようなドラマーの一人なんだ。それって俺にとっては究極の判断基準でね」
「それはいつだってチャレンジなわけどね。聴いた時にこうなっていたいわけだよ。『ああ、これはジョン・ボーナムだ。ああ、これはチャーリー・ワッツだ。これはリンゴ(・スター)だ。これはスチュワート・コープランドだ、これはメグ・ホワイトだ』っていうね。簡単なことじゃないよ。それは心から叩けているということなんだ」
「彼女は素晴らしいよ。心からそう思うね。呼び鈴の歌(“My Doorbell”)はどうかって? おいおい、しっかりしてくれよ。あれは今までで一番好きなドラムのビートなんだ。あれは名曲だよ。もはやリフなんだよね。言ってる意味分かる? 両手のスティックを使ったソングライティングなんだよ。最高に素晴らしいんだ」
デイヴ・グロールは先日、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・ホーミとの共作について語り、彼との共作作業を泥酔した友人同士の会話になぞらえている。
「ジョシュ(・ホーミ)と俺が一緒にやる時は、昔からの友人たちが酒を飲み過ぎた時の会話みたいになるんだ。俺たちが一緒に書く時はそんな感じなんだよ……彼が何か弾いてくれて、俺がそれを(指をパチンと鳴らして)こうやって打ち返すんだ」
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