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マイケル・ジャクソンの父親として知られるジョー・ジャクソンが亡くなったと報じられている。享年89歳だった。

マイケル・ジャクソンやジャネット・ジャクソンの父親として知られる音楽マネージャーのジョー・ジャクソンについては先日、「末期ガンの最終ステージ」で入院していることが明らかになっていた。「TMZ」の報道によれば、ジョー・ジャクソンは現地時間6月27日の午前3時30分にラスベガスのホスピスで息を引き取ったという。

ジョー・ジャクソンの家族もソーシャル・メディアで追悼の意を表している。彼の孫であるタージ・ジャクソンは、過去の家族との関係を否定して、次のように綴っている。「ジョーは家族全員から愛されていたし、僕たちは心を痛めています。不快な気持ちにさせられることなく、僕たちに彼を偲ばせてください」

同じく孫のランディ・ジャクソンは次のように綴っている。「すべてを可能にしてくれたキングよ、安らかに! 大好きだよ、おじいちゃん」

ジョー・ジャクソンの息子でマイケル・ジャクソンの兄である63歳のジャーメイン・ジャクソンは、ジョー・ジャクソンが亡くなる前に『デイリー・メール』紙に次のように語っている。「父はとても弱っているんだ。もう長くはない。僕ら家族が側にいる必要があるんだ。せめて最期の日々はそうしてやりたいんだよ」

長きに渡って病と闘ってきたジョー・ジャクソンだが、ここ最近は医療記録の照会や彼との面会をしないように求めていたという。

そうした指示があった一方で、ジョー・ジャクソンの妻のキャサリン・ジャクソン、娘のリビーとジョー・ボニー、孫のヤシー・ブラウンがラスベガスの病院を訪れたことを明かしている。

ジャーメイン・ジャクソンは次のように語っている。「誰もどうなってるか知らなかったんだ。とりわけこういう時に、自分の父親に面会できるように懇願したりだとか、訴えたり文句を言ったりしなきゃいけないなんておかしいわけでね」

「僕らは傷ついているよ。僕らは父がどこにいるのかも知らされていなかったし、起こっていることの全体像も分からなかったんだ。医者からさえも教えてもらえなくてね。母は心配で体調を崩してしまったほどだよ。どんな家族でも同じようなことを望むと思うよ。父の周囲にいる人たちは自分たちのほうが多くを知っていると思っているんだろうけど、そんなことはないんだ」

ジョー・ジャクソンは2015年に脳卒中に倒れているほか、痴呆を患ったり目が見えなくなっていたと報じられていた。

ジョー・ジャクソンが初めてマネージメント業に乗り出したのは1960年代初めのことで、ジャッキー、ティト、ジャーメインの3人の息子で結成された音楽トリオのマネージャーとしてキャリアをスタートさせている。

その後、トリオに弟のマーロンとマイケルが加わってジャクソン5が結成され、1969年にモータウン・レコードと契約して世界的な成功を収めることとなっている。

ジョー・ジャクソンはその後、グループをマネージメントしていた時代に息子たちを虐待していたことを告発され、物議を醸している。

ジョー・ジャクソンは2017年に、過去の子供たちに対する接し方について「心から申し訳ない」と思っていることを明かしている。

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