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自宅として使用するために、ロサンゼルスの修道院を購入しようとしていたケイティ・ペリーだが、その計画を阻んでいる別の購入希望者を相手取って、訴訟を起こしている。

今回の込み入った論争は、修道院が建っている8エーカー(約32,000平方メートル)の不動産の所有権が誰にあるかに端を発している。ケイティ・ペリーは同修道院を、ホセ・ゴメス大司教が管理するロサンゼルス大司教区から1,450万ドル(約18億円)で購入できるものと考えていた。しかし、現在当修道院で暮らしている5人の修道女たちは、ケイティ・ペリーが新しい所有者にはふさわしくないと主張しており、女性実業家のダナ・ホリスターに売却したいと望んでいるという。

ケイティ・ペリーは今回、「高齢の、立場の弱い修道女たちにつけ込んで、悪意を持ってローマ・カトリック教会に反対するようそそのかした」として、ダナ・ホリスターを非難している。同訴訟では大司教区と修道女たちが共に被告とされており、ダナ・ホリスターによる「被害者」であると説明されている。しかし、修道女からは直接苦情は出ていない。

この件に関して『ニューヨーク・タイムズ』紙がコメントを求めたが、ダナ・ホリスターの代理人は沈黙を守っている。

一方、ロサンゼルス上位裁判所のジェームズ・チャルファント裁判官は先日、汚れなきマリアの御心修道会の5人の修道女が暮らしている同修道院に関して、その所有権についての判断を保留している。同裁判官は大司教区の弁護士団に対して、「まだケイティ・ペリーに売却してはならない」と述べており、所有権を巡る争いは解決に2年ほど要することがある、とも付け加えている。

同修道院にはかつて100人以上の修道女が暮らしていたが、現在は人里離れた丘の上の建物に、77歳から88歳までの5人が残っているばかりとなっている。ケイティ・ペリーは、修道院の建物を自宅に改装し、母親のメアリー・ペリー、祖母のアン・ハドソンと共に住むつもりであると語っている。

しかし5人のうちの1人、リタ・カラナン修道女は『ロサンゼルス・タイムズ』紙に対し、次のように話している。「ケイティ・ペリーのビデオを観たことがあるわ。そのどれも楽しくなかったわ」

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