フローレンス・アンド・ザ・マシーンのフローレンス・ウェルチは、「ショッキング」なパーティーに明け暮れていた日々と決別してアルコールを飲まなくなったことを明かしているほか、祖母が自殺で命を絶った影響について語っている。
通算4作目となる新作『ハイ・アズ・ホープ』のリリースが控えているフローレンス・アンド・ザ・マシーンのフローレンス・ウェルチは、これまでにもアルコールとの闘いについて明かしてきており、過去には「ツアー中心だった生活から抜け出す方法が分からなかった」ためにお酒を飲んでいたことや、「緊張」を解きほぐすためにステージに上がる前にお酒を飲んでいたことを明かしている。
しかしながら、今回、フローレンス・ウェルチは最初の3枚のアルバムの成功による目まぐるしい数年間を経て、そのような日常とは決別したことを明かしている。
「お酒やパーティー三昧になったわ。(目まぐるしい生活から)逃れるための手段としてね」とフローレンス・ウェルチは『ガーディアン』紙に語っている。「酔っ払ってばかりだった。ダーティーマティーニをもう一杯っていう感じで、私は一度にショットを三杯飲んでいたの。品のあるワインとかには興味を持ったことがなかったわね」
フローレンス・ウェルチは続けて、フローレンス・アンド・ザ・マシーンを結成して数年間は「ほとんど寝れていなかった」ことを明かし、よく「日をまたぐパーティー」を開いては誰かの服を着て、知らない場所で目を覚ましていたと語っている。
「パーティーを開いていたのは、自分の人生が変わったことを認めたくなくて、それに屈しないようにしていたからなの」とフローレンス・ウェルチは語っている。「いつも何かに連れ去られて、いろいろな部屋や家の中に捨てられたと思ったら、それが『バーン!』って消えてなくなるかのような体験をしていたの。そういうことが毎度のことで、いつもショッキングだったわ」
フローレンス・ウェルチは次のように続けている。「お酒なしでもパフォーマンスができることに気づいた時は、天からのお告げのようだったわ。不快な感情と怒りとがあって、それが交わった時に私たちは解き放たれるの。そうすれば自由になれるのよ」
フローレンス・ウェルチは「抱えていた摂食障害はすっかりなくなった」とした一方で、過去に身内に訪れた悲劇に言及して、彼女が内に抱える「源泉」について説明している。
「母方の祖母が自殺したの。母親の祖母からの愛され方が、母親が私たちを愛するのにも関係してくるでしょ。そして、それは私たちが誰かを愛することにも関係してくる」
彼女は次のように続けている。「祖母が亡くなってからは時々、私たちも祖母に続くようなそうしたループにいるんじゃないかって思うことがある。悲劇のトリクルダウンよね」
フローレンス・ウェルチは先日、今冬にUKとアイルランドでアリーナ・ツアーを行うことを発表している。『ハイ・アズ・ホープ』は6月29日にリリースされる。
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