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エレクトロニック・ミュージック・プロデューサーであるデッドマウスが、ステージで頭に被るネズミモチーフの衣装について米ディズニーから商標侵害を訴えられていた件で、ディズニー側との和解が成立したことが明らかになった。
デッドマウスこと、カナダ出身でEDM界のスター、ジョエル・ジマーマンは、トレードマークである衣装をモチーフにしたロゴの商標登録を米国商標庁に申請していた。
しかし、2014年9月、米ウォルト・ディズニーは、そのデザインが同社のロゴデザインにもなっているキャラクターのミッキーマウスに酷似しているとして、正式に抗議を表明したという。
米ディズニーは、次のように主張していたという。ジマーマンが申請したデザインは「ミッキーマウスと酷似しており、外観やイメージだけでなく商取引全般において混乱を招く恐れがある」
今回、ジマーマン側の弁護士が『ハリウッド・リポーター』からの取材で語ったところによると「ディズニーとデッドマウスは本件について和解した」とのことだが、詳細は明かされていない。
デッドマウスは最近、別件でも法的問題を抱えており、彼の音楽にインスパイアされたミュージカルの上演中止を求める文書を送っている。
「デッドマウス:ザ・ミュージカル」と題されたこのミュージカルは、トロント・フリンジ・フェスティバルで7月3日から上演される予定で、主催者側によると「ハウスDJに憧れるネズミについてのコメディで、ネズミであるために差別される」といった内容であり、主役の名前は“ジョエル・ジマーマウス”だという。
ジマーマンはこのミュージカルについてツイッターで、ジマーマン側の弁護士が用意した上演中止を求める文書を公開している。文書では「彼らの好意はありがたく思うが、やり方が間違っているよね。彼らは我々の活動を侵害する可能性についてまで深く考えていないんだ」と表明している。
しかし、ミュージカル主催者がこれに同意し作品はパロディだと公言すると、ジマーマンは怒りを収めたようで、次のように語っている。「主催者側は俺との関連性を否定して、パロディだという断りをつけた。だからもう解決したよ」
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