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カート・コバーンのアルバム『モンタージュ・オブ・ヘック:ザ・ホーム・レコーディングズ』の詳細が初めて明らかにされた。

アルバムは31トラックを収録したデラックス盤レコードと、13トラックを収録した通常盤が11月13日にリリース予定となっている。また、カート・コバーンがビートルズの“And I Love Her”をカヴァーした7インチのレコードも12月4日にリリースされる。アルバムのデラックス盤、通常盤とも、トラックリストは確定していない。

31トラックのデラックス盤には、ドキュメンタリー映画で使われた音源が収録されており、中には語りやデモテープ、フル尺の楽曲も含まれるという。13トラックの通常盤は、カート・コバーンの個人的なカセットテープの中から見つかった音源に焦点を当てている。これらのサウンドトラックは、デラックス盤と通常盤のどちらともデジタル配信で入手が可能となっている。

『モンタージュ・オブ・ヘック:ザ・ホーム・レコーディングズ』はユニバーサル・ミュージックからCDとカセット、そしてデジタル配信でリリースされる予定で、その後12月4日には2枚組のアナログ盤がリリースされるという。

映画の監督を務めたブレット・モーゲンは、自宅で録音されたカート・コバーンの膨大な音源から選別を行ったという。ブレット・モーゲン監督はアメリカの雑誌『ベッドフォード+バワリー』に次のように語っている。「誤解のないように言うと、これはニルヴァーナのアルバムじゃないんだ。これはカートのアルバムで、カートが歌うとは予想もしなかったような歌を聴くことになると思うよ」

アルバムは、映画で使用された音源を収録するほか、他の未発表音源も収録されると報じられている。ブレット・モーゲン監督は、その音源について「スラッシュ・メタルからラグタイムまで、その間のものすべて」に及ぶとしており、「寸劇での演技」も含まれるとしている。

ブレット・モーゲン監督は全体として、サウンドトラックについて以下のようにコメントしている。「カートが自分自身を生み出すことによって、単純にどれだけ嬉しかったか感じ取ってもらえると思う。彼の歌詞は本当に面白くてさ、時折、彼の笑顔やあたたかさを感じてもらえると思うよ」

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