Maisie Cousins

Photo: Maisie Cousins

アンナ・カルヴィは待望のニュー・アルバム『ハンター』からのファースト・シングルとなる“Don’t Beat The Girl Out Of My Boy”を発表して、シーンへの復帰を果たしている。

アンナ・カルヴィは先日、今月から始まる小規模な公演によるヨーロッパ・ツアーの日程を発表していたが、今回、通算3作目となる新作『ハンター』を8月31日にドミノ・レコーズからリリースすることを発表している。

ニック・ケイヴやグラインダーマンとの仕事で知られるニック・ローネイがプロデュースを手掛ける『ハンター』からは、烈火の如く響き渡る喊声とも形容できる”Don’t Beat The Girl Out Of My Boy”と、そのミュージック・ビデオが公開されている。圧倒的でドラマチックなミュージック・ビデオは、ケンドリック・ラマーとの仕事で知られるウィリアム・ケネディが監督を務め、振付はFKAツイッグスらを手掛けてきたダンサーのアーロン・シルズが担当している。

“Don’t Beat The Girl Out Of My Boy”のミュージック・ビデオはこちらから。

「この瞬間を5年間待っていたの。この音楽が正しいもので、私に作れる最良かつ最も誠実なアートだって、責任を持って感じられるようになるまでね」とアンナ・カルヴィは『ハンター』について語っている。「私のすべてをこの作品に投じたわ。持ちうる愛と情熱のすべてをね。この音楽には私のすべてが詰まっているの。ようやくそれを送り出すわけだけど、あなたに届くことを願うわ。我慢強く待っていてくれてありがとう。ずっとそこにいてくれたことを感謝しているわ」

「原始的で美しく、繊細で力強い。これが私の『ハンター』というアルバムよ」

「『ハンター』は真の意味での解放という感情を体現したものです」と『ハンター』についてのプレス・リリースには綴られている。「ソングライター、そして熟練のギタリストとして、このアルバムはある種のカタルシスとなり、かつてないほどに誠実に向き合う機会になりました」

プレス・リリースは次のように続いている。「『ハンター』はセクシュアリティを探求した直感的なアルバムで、ジェンダーの慣習的な基準を超越したものです。クィアやフェミニストのためのアルバムとなった本作は、自由を求める狩猟(ハント)を原動力とした作品なのです。カルヴィにとって重要だったのは、傷つきやすさと同程度の強さを持ち、美しさと同じくらいの辛辣さを持って、ハンターと狩られる側を同程度に描写したアルバムにすることでした。しかしながら、彼女はそのいかなる特質も『男らしさ』や『女らしさ』で表現しようとはしていません。一番重要なのは、いかなるジェンダーを持つ人間も、そのどちらにもなりうるということなのです」

「その力強さは、アルバムの持つ対照性に起因しています。両極端の間を振り子のように行き交う彼女のサウンドは、かつてないほどに自由なものとなっています。彼女が望んだのは、どちらかのジェンダーが与えられているストーリーから解放され、自分の身体や自分自身のことで他人からどう評価されるかを気にすることなく自分自身を表現することでした。それは彼女にとってユートピア的なヴィジョンだったのです」

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