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ニュー・オーダーのフロントマン、バーナード・サムナーが、バンドの元ベーシストであるピーター・フックとの長年の確執にうんざりしていることを認めている。

マンチェスター出身のニュー・オーダーは9月25日に10年ぶりとなるニュー・スタジオ・アルバム『ミュージック・コンプリート』をリリースしている。アルバムとしては2007年のピーター・フックの脱退後、初のリリースとなる。

バーナード・サムナーは米『ローリング・ストーン』誌に次のように語っている。「残念だよ。彼が気の毒だね。自らバンドを脱退しておいて、そのことについて不満を言っているんだ。でも、彼の幸運を祈っているし、僕の悪口ばかり言う代わりに自分で選んだ道でうまくいくよう祈っているよ。彼はすごく怒っているんだけどね。自分が進むべき道を決めたら、そのことについて他人を責めるべきじゃないよ。周りの人はきっとうんざりすると思う。彼のやり方は後味が悪いよ」

また、ドラマーのスティーヴン・モリスは次のように付け加えた。「バンドのメンバー同士がメディアでお互いの悪口を言うなんて最悪だよ。問題があるなら、世間に言わずバンド内で解決すべきだ。だって、あまりいい話じゃないだろ?」

ピーター・フックを批判する一方で、バーナード・サムナーは元ベーシストである彼の、ニュー・オーダーやジョイ・ディヴィジョンでの活躍には一目おいていたと語っている。

「ピーターとはいくつか最高のレコードを作ってきた。ミュージシャンとして彼のやってきたことを批判する気はないよ。でも、関係が上手くいかなくなって、彼は自分のやりたいことをするためにバンドを去ったんだ。それは彼の選択だよね」としている。

『ミュージック・コンプリート』のトラックリストは以下の通り。

“Restless”
“Singularity”
“Plastic”
“Tutti Frutti”
“People on the High Line”
“Stray Dog”
“Academic”
“Nothing But a Fool”
“Unlearn This Hatred”
“The Game”
“Superheated”

『NME』に語ったところによれば、バーナード・サムナーは新作についてギターを手放し、より本来のニュー・オーダー・サウンドに回帰したという。「エレクトロニックなサウンドで、ハウスではないんだけど、ダンス・ミュージックをベースにしたアルバムになっているんだ。クレイグ・シルヴィー(アーケイド・ファイア、R.E.M.、ナイン・インチ・ネイルズ、ポーティスヘッド)がミックスを手がけていて、ケミカル・ブラザーズのトム・ローランズと3曲一緒にやっているんだ」

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