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元マンチェスター・ユナイテッドの選手であるエリック・カントナは、現地時間6月4日にザ・リバティーンズやパティ・スミスらと共にパレスチナ難民の子供たちを支援する慈善イベントに出演している。

ロンドンのラウンドハウスで開催されたチャリティ・イベントは、イギリスの児童支援団体である「ホーピング」が主催したもので、レバノンやシリア、ヨルダン、ヨルダン川西岸地区、ガザ地区などの難民キャンプで暮らすパレスチナ人の子供たちに対する支援や意識向上を目的としたものとなっている。コメディアンのジョン・ビショップがイベントの司会を務め、同じくコメディアンのフランキー・ボイル、サーストン・ムーア、ロイル・カーナーらも出演している。

エリック・カントナもこのイベントに出演しており、彼は「エネミー・オブ・ザ・サン」というパレスチナ支配についての詩を朗読している。

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The GOAT #EricCantona #hopeforpalestine

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ザ・リバティーンズのギタリストであるカール・バラーは先日、パレスチナ人に対する武力行使を続けるイスラエルに対するボイコットへの支持を表明しているが、慈善イベントのヘッドライナーを務めたザ・リバティーンズは今回、新曲を披露することなく、例のごとく3枚のアルバムからのファンに愛されている楽曲を中心としたセットを披露している。

ザ・リバティーンズのセットリストは下記の通り。

Delaney
Fame And Fortune
Boys In The Band
Heart Of The Matter
What Katie Did
Can’t Stand Me Now
Death On The Stairs
Gunga Din
Good Ole Days
Vertigo
Time For Heroes
Music When The Lights Go Out
Don’t Look Back Into The Sun

前日の6月3日にオール・ポインツ・イースト・フェスティバルでニック・ケイヴらと並んで素晴らしいパフォーマンスを披露していたパティ・スミスは、ラウンドハウスでも短時間ながらも名曲に満ちた、情熱的で政治色の強い伝説的なステージを披露している。

「この曲を、古臭い夢物語だって言う人たちもいるわ」とパティ・スミスは“People Have The Power”をパフォーマンスする前に観客に語りかけている。「けど、もしも人々が気高く団結して、若者たちが(銃乱射事件が起きた)パークランドで示したような行動を起こして、何十万人、そして何百万人の人々が外へ出てデモ行進するのを見れば、人々が団結して変化を起こそうとすることにバカバカしさや古臭さは感じないはずよ」

パティ・スミスのセットリストは下記の通り。

The New Jerusalem
Ghost Dance
Prophecy’s Lullaby
Peaceable Kingdom / People Have the Power
Mind Games (John Lennon cover)
Pissing in a River
People Have the Power

先日、多くのアーティストがイスラエルに対するボイコットへの支持を表明しているが、ウルフ・アリスもこの運動を支持している。

「こうした情勢は僕ら全員に影響しているんだ。ここ数年間で起きたことを見れば、僕たち全員に影響していると言えるんだよ」とウルフ・アリスのベーシストであるジョフ・オディは『NME』に語っている。

バンドがイスラエルに対するボイコットへの支持を表明したことについて、ジョフ・オディは次のように語っている。「僕らは耳を傾ける必要があるんだよ。この現状の中で苦しんでいるマイノリティの声に耳を傾けて、彼らが何を望んでいるのかを聞いて、彼らがボイコットを望んでいることを知る必要があるんだ。それで、僕たちは彼らをサポートすることにしたんだよ」

「僕はこの運動を信じているよ。力強い目標があるし、これは間違いなくその目標に繋がるんだ。改革を促すために、イスラエルには社会的にも経済的にもプレッシャーをかけなければいけないんだよ」

ザ・リバティーンズの待望される新作について、ベーシストのゲイリー・パウエルは今年2月に『NME』に次のように語っている。「ピート(・ドハーティ)はコンスタントに書き続けていてね。それが彼の日常なんだ。彼はマーゲイトで女の子と一緒に詩を書いたり、他の人たちとそこでレコーディングしたりしているんだ。僕もいくつか書いたりしていてね。ジョン(・ハッサール)も数週間前にいくつか曲を送ってきて、それも素晴らしかったよ。カール(・バラー)は何をやるにも先を見据えているしね」

「たくさんのことが進行中で、今後の方向性を定めるためにもそろそろ集まる必要があるなっていうところなんだ。僕らはすべてをザ・リバティーンズの視点で進めているから、それほど厄介なものにはならないと思うけどね。後は確実にそういう方向にすべてを進めていくだけだよ」

ザ・リバティーンズは今夏にいくつかのフェスティバルへの出演が控えており、6月17日にはロンドンのサウスバンク・センターでザ・キュアーのロバート・スミスのキュレーションによるメルトダウン・フェスティバル2018に出演することが決まっている。

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