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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、バンドのサウンドが変わり映えしないという批判に対する自身の考えを明かしている。

フー・ファイターズは5月初旬まで北米ツアーを行っていたが、今月よりヨーロッパ・ツアーを開始している。

ブリティッシュ・エアウェイズの機内誌『ハイ・ライフ』によるインタヴューの中で、デイヴ・グロールは常に王道のロック・サウンドを掲げるバンドに向けられる批判について次のように語っている。「他の何かを追いかける必要を感じたことがないんだよね」

「それで、俺たちはそのことで責められることになるんだよ」と彼は続けている。「『参ったな、またフー・ファイターズのアルバムだよ』ってね。ああ、そうだよ!って感じだね。レゲエのアルバムなんか作りたくないからな」

バンドが今日まで続いてきた理由についてデイヴ・グロールは次のように語っている。「俺たちは兄弟みたいなもんだからな」

「陳腐な表現だけど、本当なんだよ。家族旅行を20年続けていることを想像してみてくれよ。フー・ファイターズにいるっていうのはそんな感じなんだ」

デイヴ・グロールは同じインタヴューの中で、かつてナイン・インチ・ネイルズの『ザ・ダウンワード・スパイラル』のレコーディングに遭遇していたことを明かしている。

「エンジェルス・クレスト・ハイウェイをちょっとバイクで行ったり、ヴェンチュラを北に登ったりしたところには、隠れ場所がたくさんあってね」とデイヴ・グロールは語っている。「昔は(カリフォルニアの)ヴァレー・マウンテンズをツーリングするのにハマっていたんだ。現実逃避してる気分になるんだよ。ピューマと遭遇したり、迷子になったりしているとね」

「1992年の暑かった日にヴァレーにいたことがあってね。友達と毎日プールがある場所を探していたんだ。ある日友達がこう言ってきてね。『今からどこで泳ぐと思う?(チャールズ・)マンソンが(女優のシャロン・テートの)一家を殺害した家だよ!』ってね。俺たちがそこへ行くと、ナイン・インチ・ネイルズが家の中でアルバムをレコーディングしていたんだ。それで、一週間、彼らとつるんでいたんだよ」

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