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フー・ファイターズのフロントマンであるデイヴ・グロールは、かつてナイン・インチ・ネイルズの『ザ・ダウンワード・スパイラル』のレコーディングに遭遇していたことを明かしている。

ナイン・インチ・ネイルズは新作『バッド・ウィッチ』を6月22日にリリースする。6曲を収録した新作は、2016年発表の『ノット・ジ・アクチュアル・イベンツ』、2017年発表の『アッド・ヴァイオレンス』に続く、3部作を締めくくる作品となる。

ブリティッシュ・エアウェイズの機内誌『ハイ・ライフ』によるインタヴューの中で、デイヴ・グロールはかつてバイクで散策していた頃の思い出について語っている。

「エンジェルス・クレスト・ハイウェイをちょっとバイクで行ったり、ヴェンチュラを北に登ったりしたところには、隠れ場所がたくさんあってね。昔は(カリフォルニアの)ヴァレー・マウンテンズをツーリングするのにハマっていたんだ。現実逃避してる気分になるんだよ。ピューマと遭遇したり、迷子になったりしているとね」

「1992年の暑かった日にヴァレーにいたことがあってね。友達と毎日プールがある場所を探していたんだ。ある日友達がこう言ってきてね。『今からどこで泳ぐと思う?(チャールズ・)マンソンが(女優のシャロン・テートの)一家を殺害した家だよ!』ってね。俺たちがそこへ行くと、ナイン・インチ・ネイルズが家の中でアルバムをレコーディングしていたんだ。それで、一週間、彼らとつるんでいたんだよ」

デイヴ・グロールはまた、かつてハリウッドのレインボー・バー・アンド・グリルという店で今は亡きモーターヘッドのレミー・キルミスターと過ごしたことについても語っている。

「レインボー・バー・アンド・グリルはロサンゼルスで一番お気に入りの飲み屋なんだ。この世で一番偉ぶっていないお店だからね。みんな歓迎してくれるんだ。ビジネスマンもいるけど、1982年にホワイトスネイクと働いていた人たちにだって会えるんだよ。一度そこでレミーと飲んだことがあったんだけど、その時にバーテンダーがレミーに郵便物を持ってきたこともあってね。それから、ピザも美味しいよ」

デイヴ・グロールは先日、過去にデヴィッド・ボウイに共作を断られたことを明かしている。

生前、デイヴ・グロールはデヴィッド・ボウイとのコラボレーションを希望していたが、デヴィッド・ボウイには断られたとしている。

今回、とあるバンドがその曲に取り掛かっており、リリースされる予定であることが明らかになっている。デイヴ・グロールは英『GQ』誌に次のように語っている。「実は最近他の人にあげてしまったんだけどね。それには何年も取り組んでいて、これまでで最高にクールなものになると思っていたんだ。俺たちは形にしようとして、少し上手くいったから、映画のサウンドトラックにしようと思って(デヴィッド・)ボウイに一緒にやらないかって連絡したんだ。実現はしなかったんだけどね。彼は映画が気に入らなかったんだ。俺じゃなくてね、気に入らなかったのは映画だよ(笑)。それで俺はもう一回その曲に取り組んでみたんだけど、その後で他のバンドにあげたんだ。彼らはまだそれを使っていないけどね」

そのバンドがその曲をリリースするかどうかについて訊かれると、デイヴ・グロールは次のように答えている。「俺はサプライズを台無しにしたくはないからね」

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