ケンドリック・ラマーは現地時間5月30日にニューヨークのコロンビア大学でビューリッツァー賞を受け取っている。
1943年から始まったピューリッツァー賞の音楽部門は「重要な側面を持ったアメリカ人による卓越した作曲作品」に贈られるものとなっており、今年は昨年4月にリリースされたケンドリック・ラマーの『ダム』に贈られている。
ケンドリック・ラマーの受賞に際してピューリッツァー賞の審査員は『ダム』について次のように評している。「本物の口語表現とダイナミックなリズムを統合した名手による楽曲集であり、現代のアフリカン・アメリカ人の人生の複雑さを描いた魅力的な作品となっている」
Most excitement at Pulitzer ceremony is for Kendrick Lamar’s entrance pic.twitter.com/wOQUQBfj2E
— Michael Calderone (@mlcalderone) May 30, 2018
.@kendricklamar is in the building. “We’re both making history,” #Pulitzer Administrator @DanaCanedy told the Pulitzer music award-winner as he entered today’s prize luncheon. pic.twitter.com/Tg3cMQiLOH
— The Pulitzer Prizes (@PulitzerPrizes) May 30, 2018
ケンドリック・ラマーが賞を受け取る模様はこちらから(映像の53分30秒頃から)。
ケンドリック・ラマーはビューリッツァー賞を受け取った際に次のように述べている。「光栄だよ。俺は自分の人生全体について書いてきたんだ。だから、こうした形で認められることは……素敵なことだね」
ジャズやクラシックではないアーティストがピューリッツァー賞の音楽部門を受賞したのは初めてとなっている。
ピューリッツァー賞の委員であるダナ・キャネディは米『ビルボード』誌に、審査員たちがヒップホップの影響を受けた別の作曲家の作品について議論をしている時に、ある人物が次のように尋ねることとなったと語っている。「ヒップホップの影響を受けた音楽作品について考えるなら、なんでヒップホップについては考えないんだ?」この質問が最終的にケンドリック・ラマーを対象とすることを導いたとしている。
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