隣人同士であるロビー・ウィリアムスとジミー・ペイジは、ロビー・ウィリアムスの家の改築計画を巡って再び争うこととなっている。
ロビー・ウィリアムスと、レッド・ツェッペリンのギタリストであるジミー・ペイジは、ロビー・ウィリアムスが2013年に現在の自宅を今は亡きマイケル・ウィナーから1750万ポンド(約23億円)で購入して以来、隣人として暮らしている。また、ジミー・ペイジは1972年から現在の家で生活している。
ロビー・ウィリアムスとジミー・ペイジは、およそ4年間にわたってロビー・ウィリアムスの家の改装工事をめぐって口論を繰り広げている。
報道によれば、ロビー・ウィリアムスは現在、自宅の地下にジムとスイミング・プールを造ることを考えているといい、ジミー・ペイジはその工事が第一級指定建築物に指定されている自宅を傷つけてしまうことを懸念しているという。
ジミー・ペイジはロビー・ウィリアムスの自宅から13メートル離れた場所に住んでおり、工事の振動が自身の家に永久的なダメージを与えかねないと語っている。「僕の家は19世紀の最も偉大な建築家の1人であるウィリアム・バージェスによってデザインされたんだ」とジミー・ペイジは工事を巡るケンジントン・アンド・チェルシー区の委員会で語っている。ジミー・ペイジはまた、振動を抑えるために自宅ではアコースティック・ギターしか弾かないことも明かしている。
「ウィリアム・バージェスの自宅であり、ショールームでもある建物として、あの家には当時から残る壊れやすくてかけがえのない物たちが詰まっているんだ。僕がここに来たのは、(自宅である)タワー・ハウスが直面している傷がつく危険性に対して、あらゆる必要な措置を取ってもらえるお願いするためだよ」とジミー・ペイジは続けている。
ジミー・ペイジはさらに歴史的建造物を保護するための組織である「イングリッシュ・ヘリテッジ」が2014年に発表した報告書に言及して、次のように語っている。「その結論では、仕上げ作業、とりわけ壁に直接なされているものがいかなる壁の振動にも弱いというものだったんだ」
『デイリー・ミラー』紙によれば、ロビー・ウィリアムスの代理人は改築工事について厳しい規制の下で施工されるとした上で、周囲の建物への影響は「ごく僅か」だと述べているという。
ジミー・ペイジは委員会に出席した後で、その成果について「とても満足している」と語っている。「委員会は第一級指定建築物であるタワー・ハウスについてあらゆる考慮を示してくれたんだ。心強く感じるような発言をたくさんしてくれたんだ。僕がこの家をリチャード・ハリスから購入したのと同様に、僕は他の人にこれを引き継ぐことができる唯一の管理人だからね」
ロビー・ウィリアムスは委員会に寄せた手紙の中で次のように述べている。「繊細さを要することや、周囲の建物への配慮、近所の方々の懸念については承知しています」
「デザインやその施工法については、自宅やタワー・ハウスを含む近所の建物に損害を与えないよう慎重に検討を重ねてきました。最小限の影響で済むような工事のやり方を提案できるよう、最新の注意を払って取り組んでおり、それ故に厳重な規制の下で進めているのです」
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