アナル・カントのギタリストであるジョシュ・マーティンがエスカレーターでの事故で亡くなった。享年45歳だった。
警察の発表によれば、ジョシュ・マーティンは「ロードアイランド州プロビデンスのショッピングモールである、プロビデンス・プレイスにあるエスカレーターでふざけて手すりに登っていたところ、誤って落下してしまった」という。
ジョシュ・マーティンは1フロアの高さから落下して、フードコートのテーブルに頭を打ち付けて致命傷を負ったという。ジョシュ・マーティンはその後ロードアイランド病院に搬送されたものの、間もなく死亡が確認されている。
警察は現在、事故当時の映像を調査しているというが、捜査員によれば今回の件は事故として見ているとのことで、事件性や彼が意図的に命を絶ったような形跡は見られないという。
ジョシュ・マーティンはグラインドコア・バンドであるアナル・カントに1996年に加入して、2001年まで活動している。彼はその後2006年にバンドに再加入して、フロントマンのセス・パットナムが亡くなってバンドが解散した2011年までバンドに参加していた。
ジョシュ・マーティンは、1996年の『嫌われ者にゃワケがある(原題:40 More Reasons to Hate Us)』や1999年の『怨みはパワー、憎しみはやる気』(原題:It Just Gets Worse)を含むアナル・カントの複数のアルバムに参加している。
アナル・カントの最後のフル・アルバムは2010年の『ファッキン・A』となっており、バンドは同作で「コック・ロック・バンド」を揶揄して、モトリー・クルーのデビュー・アルバム『華麗なる激情』(原題:Too Fast For Love)のアートワークをモチーフとして使っている。
ジョシュ・マーティンはアナル・カントとしての活動に加えて、アドルフ・サタン、インペイルド・ノーザン・ムーンフォレスト、フェイラー・クリニックといったバンドにも参加していた。
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