Ross Halfin / PRESS

Photo: Ross Halfin / PRESS

デフ・レパードは現行のツアーからギタリストのフィル・コリンが離脱したことを発表している。

フィル・コリンは8年前に結婚したヘレン・L・シモンズが出産を控えており、それを受けて現行のジャーニーとのジョイント・ツアーではトリクスターのスティーヴ・ブラウンがその代役を務めることを発表している。

スティーヴ・ブラウンにとって、デフ・レパードのツアーに出演することはこれが初めてではない。スティーヴ・ブラウンは2014年から2015年にかけて、ホジキンリンパ腫の治療のために離脱していたギタリストのヴィヴィアン・キャンベルの代役を務めている。スティーヴ・ブラウンは、2014年9月にイギリスで3試合行われた「NFLインターナショナル・シリーズ」の初日の試合前のパフォーマンスで、デフ・レパードのステージに初めて立っている。

デフ・レパードのシンガーであるジョー・エリオットは5月25日の公演がスタートする30分前にステージに登場して、観客にフィル・コリンの離脱を知らせている。「こんばんは、ハーシー。ジョー・エリオットだ。これからの素晴らしい夜にようこそ」とジョー・エリオットは語りかけている。

ジョー・エリオットは次のように続けている。「一つ発表があるんだ。みんなには後から入ってきた人たちにも伝えて欲しい。とても悲しいことに、今夜フィル・コリンは俺たちと一緒にいることができないんだ。カリフォルニアにいる彼の家族に緊急事態が起きてしまってね。それでありがたいことに、中には覚えている人たちもいるかもしれないけど、4年前にヴィヴィアンが公演に参加できなかった時に参加してくれたよき友人であるスティーヴ・ブラウンが、すぐさま曲を覚えてくれて、今夜のステージと直近の公演に参加してくれることになったんだ」

「だから準備しておいてくれよ? 俺たちはみんなのためにここに来た。みんなが俺たちのために来てくれたことを嬉しく思うよ。ありがとう。30分後に会おう」

観客が撮影したジョー・エリオットの呼びかけはこちらから。

スティーヴ・ブラウンは2017年の「スリーズ・ロックス」によるインタヴューの中で、2014年にデフ・レパードのツアーに参加するに至った経緯について語っている。「彼らは僕にとって家族のような存在なんだ。知らない人がほとんどだけど、デフ・レパードとの関係は、彼らが『ヒステリア』のツアーをしていた1988年頃まで遡るんだ。フィル・コリンは僕にとって兄弟みたいな存在でね。ヴィヴィアンが2013年に癌を患った時、フィルがデフ・レパードのメンバーにこう言ってくれたんだ。『ヴィヴィアンが治療に専念している間に代役を務められそうな人を知っているよ。スティーヴを呼ぼう』ってね」

デフ・レパードとジャーニーによる58都市を回るジョイント・ツアーは、5月21日にコネティカット州ハートフォードからスタートしており、10月7日のロサンゼルス公演まで続く予定となっている。

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