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スポティファイは先日ヘイト・コンテンツについての新たな規約を制定しているが、報道によれば今回、ケンドリック・ラマーの所属レーベルらによる反発を受けて規約を戻すことを検討しているという。

スポティファイは先日、新たな変更として「オープン性や多様性、寛大さ、リスペクト」を促進するために「ヘイト・コンテンツやヘイト行為」についての規定を設けている。

新たな規約が設けられた当初、スポティファイは「積極的にプロモーションを行わない」ようにするために、「R・ケリーの音楽をスポティファイが作成/運営しているプレイリストやアルゴリズム的に生成されるおすすめリストから削除」している。しかしながら、その後の報道によって、R・ケリーの楽曲がプレイリストから削除された週に実際には彼の楽曲の再生回数が上昇していたことが明らかになっている。R・ケリーは今年3月、14歳の少女を洗脳して自身の「性のペット」にしていたことがBBCのドキュメンタリーで明らかになっている。

また、『ニューヨーク・タイムズ』紙はエックスエックスエックステンタシオンの楽曲についても同様にスポティファイのプレイリストから削除されたと報じている。エックスエックスエックステンタシオンについては、過去にドメスティック・ヴァイオレンスの容疑で告発されている。

スポティファイの規約には次のように綴られている。「アーティストやクリエイターが特に有害でヘイト的な行為(子供たちへの暴力や性的暴行など)を行っている場合、私たちがそのようなアーティストやクリエイターと仕事をする方法にも影響を及ぼす可能性があります」

しかしながら「ブルームバーグ」の報道によれば、ケンドリック・ラマーを初めとしたアーティストの代理人がスポティファイの規約に異議を唱えたことで、スポティファイは規約を変更することを検討しているという。報道によれば、アーティストの代理人はスポティファイのCEOであるダニエル・エクやクリエイター・サービス部門のトップを務めるトロイ・カーターに電話をかけ、規約を今のまま変更しなければ自分たちの音楽をスポティファイから引き上げると訴えたという。トップ・ドーグ・エンタテインメントの代表であるパンチことテレンス・ヘンダーソンは「落ち着いてくれよ。彼らは音楽を検閲するというのかい? それは危険だ」とツイートしている。

今回の規約が短期間で制定されることになったことについて、スポティファイの従業員からも不満の声が上がっているという。今回の規約によってエックスエックスエックステンタシオンの音楽はプレイリストから削除されており、シングルである“SAD!”の再生回数は一週間で17%減少している。

R・ケリーは先日、R・ケリーと仕事をしている企業に彼との関係を断つよう呼びかける「#MuteRKelly」と題されたソーシャル・メディアで広まったキャンペーンの影響を受けて、コンサートのキャンセルを余儀なくされている。

R・ケリーは先日、声明を発表して自身に向けられた一連の疑惑に「心を痛めている」としたほか、自身については「敬虔な男であり、息子であり、兄弟であり、そして何よりも父親である」と綴っている。

R・ケリーは続けてメディアが「私のキャラクターを歪め、懸命に働いて築き上げてきた産物を破壊する目的」で「虚偽の疑惑を永続させ、掘り下げ、操作しようとしている」と述べている。

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