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エド・シーランは、UKツアーの一部のチケットが無効としたことで不満を口にしていたファンに対して釈明している。

ツアーのプロモーターを務めるキリマンジャロ・ライヴは現地時間5月22日に、チケットの高額転売に「多大なダメージを与える」を与えるためにヴィアゴーゴーなどの二次的なチケット販売サイトで購入されたすべてのチケットを無効とすることを発表している。

エド・シーランは現地時間5月24日にマンチェスターのエティハド・スタジアムからUKツアーをスタートさせており、無効となったチケットを購入していたファンは入場口で元々のチケット価格である80ポンドを支払うこととなっている。

18公演ある今回のツアー日程を通して、合計で1万枚を超える数のチケットが無効となっている。

「すべて適切に対処したんだ。ファンを裏切ろうとはしていないよ」とエド・シーランは現地時間5月26日にスウォンジーで出演したBBCのフェスティバル「ザ・ビゲスト・ウィークエンド」で、「BBCラジオ1」の「ニュースビート」によるインタヴューに応じている。

「僕らは毅然とした態度を示して、2年か3年以内にヴィアゴーゴーのような会社を営業できなくさせる必要があるんだよ」

「たくさんのアーティストもそうしてる。アークティック・モンキーズやアデルもそうだし、誰もそれを許してはいないからね」

「ファンだって転売されたチケットは許さないはずだよ。時には、大金をつぎ込んだのに偽物のチケットだったっていうこともあるわけでね」

「立ち向かって、それに屈しないことが大切なんだ」

キリマンジャロ・ライヴのスタッフは会場で、エティハド・スタジアム公演のチケットをビアゴーゴーで購入したファンに対して、後日サイトから法的に返金される旨を伝えている。

「この一連の騒動に巻き込まれた方の誰もが感謝してくれています」とエド・シーランのマネージャーであるスチュアート・ギャルブレイスは「ニュースビート」に語っている。

「不満を言う方はいませんし、私たちは皆さんが騙されることのないように努力しています。私たちは、ヴィアゴーゴーなどの転売サイトからきちんと返金されるよう手助けするつもりです」

エド・シーランはマンチェスターでもう1日公演を行なった後で、6月1日にはグラスゴーのハムデン・パーク・スタジアムで公演を行う予定となっている。

アークティック・モンキーズのファンらは先日、バンドが6月7日に行うロイヤル・アルバート・ホールで行う公演のチケットを購入する際に、事前に購入用のパスコードを入手しなければならず、ツイッター上で不満を吐露している。

しかしながら、公演のチケットはたちまち転売サイトで販売されることとなり、記事執筆時点で最高額896ポンド(約13万円)の値段で販売されていた。

しかし、アークティック・モンキーズは「非公式の再販サイトで購入されたチケットは無効となります」と述べている。

一方、エド・シーランは先日、アイルランドでの人工妊娠中絶に反対するキャンペーンの中で自身の楽曲である“Small Bump”が使用されていたことを受け、次のように述べている。「この使用に関して僕は承認を出していないということを明らかにすることが大切だと思ったんだ。それに、この曲が本来持つ意味も反映されていないからね」」

アイルランドでは現地時間5月25日に人工妊娠中絶の禁止の是非を問う国民投票が行われており、人工妊娠中絶を禁止していた憲法修正第8条が改正されて人工妊娠中絶が合法化されることが決まっている。

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