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ザ・ローリング・ストーンズは現地時間5月22日にロンドン・スタジアムで公演を行っているが、持ち込める荷物のサイズが制限されていたことで多くのファンが入場を止められることとなり、ファンはソーシャル・メディア上で不満を吐露している。

UKでの初日となった公演ではリアム・ギャラガーがサポート・アクトを務めており、彼のステージには元オアシスのバンドメイトであるボーンヘッドも参加して、その日がテロ事件から1年だったことを受けて“Live Forever”をマンチェスターに捧げている。しかしながら、A5サイズより大きなバッグは持ち込めないというツアーの規則のために、多くのファンがリアム・ギャラガーのステージを見逃す事態となっている。

ツイッターでは多くのファンが不満を露わにしており、列に長時間並んだことや、門前払いを食らったこと、バッグを預けるためにお金を払ったことに対する不満を綴っているほか、バッグをまとめてスタジアムの外に放置したファンの存在も明らかになっている。

ロンドン・スタジアムのウェブ・サイトではバッグの規則について次のように綴られている。「ザ・ローリング・ストーンズを初めとして、そのツアー・パートナーや会場側は、ファンの皆様にいかなる種類のバッグについても会場へのお持ち込みはご遠慮いただきたく存じます。今後のヨーロッパ・ツアーのすべての公演におきましても、入場口にお並び頂く際にお持ち込み頂けるのは以下の基準を満たすサイズをバッグや入れ物、容器のみとなります」

「ザ・ローリング・ストーンズの公演にお持ち込み頂けるのは、A5サイズ(最大で15cm × 21cm)以下のクラッチバッグ、もしくはそれに持ち手やストラップがついたもののみとなります。事前にお申し出頂き、審査に通った場合のみ医療目的で使用するアイテムに関しては例外とさせて頂きます」

しかしながら、多くのファンがオンライン上で不満を露わにしており、規則を知らされていなかったと主催者を批判しているほか、規則自体への不満も綴られている。

「私の順番が来るまで1時間以上並んでいるし、みんな入り口でセキュリティにバッグを弾き返されてるから、すでにリアム・ギャラガーを観逃してしまったわ。事前に知らされていなかったし、列には何千人も並んでいる。ひどい運営ね。この調子じゃザ・ローリング・ストーンズも観逃してしまうわ」

「ロンドン・スタジアムでザ・ローリング・ストーンズを観ようとしている皆さんへ。セキュリティの体制がめちゃくちゃで、小さいバッグ以外のものを持っていたら会場に入れてもらえません(彼らは会場に着くまでそれを教えてくれませんが)。まあ、そこを耐える価値はありますがね!」

「みんな仕事からザ・ローリング・ストーンズがまたロンドン・スタジアムを揺らすのを観にきたのに、バッグの持ち込みが禁止されているんだ。バッグが外に捨てられてるよ!」

「バッグがA5サイズよりも1インチ大きいっていう理由で、35年間ザ・ローリング・ストーンズを観に行くのを楽しみにしていた私の65歳のお母さんを門前払いにしてくれてありがとう。お母さんの眼鏡ケースがさぞ危険なものに見えたんでしょうね」

「今日このことを知りました。私はいま仕事中で、そのままコンサートに行く予定です。仕事用のカバンしか持っておらず、服にはポケットがありません。たとえポケットがあったとしても、財布や携帯、カギなどが入る余裕はありません! 私はどうすればいいのでしょう?」

「私たちはバッグを空にして中身をポケットに入れなければいけませんでしたが、スタジアムの中で現在までに基準をオーバーしている大きさのバッグを20個見つけました。彼らはどうやって入れたのでしょう」

「大きいバッグを持ってる人たちもいる。あれを逃れた人たちを見るのはすごく腹立だしいわ」

「水曜日の知識。オリンピック・パークには大きいバッグを持ち込まないこと。なぜなら入り口のセキュリティはとんでもなく無能で、3万人にバッグを持ち込ませないようにする効率のいい方法を知らないから」

「ロンドン・スタジアムの公演については公共交通機関などで告知して、カスタマーサービスにセキュリティに関する情報を掲載して、A5サイズのバッグについては何度も注意されていたのに、それがなかったことになるなんてもう天晴れだよ!この会場にはガッカリだね」

「オリンピック・スタジアムによる非道で最悪な仕打ち。どんなバッグも持ち込み不可能で、仕事帰りでバッグを持っている何千人の人たちは入れない。本当に腹立たしい」

ロンドン・スタジアムは広報担当者は今回の規則について、会場側ではなく「ツアーとしての」規則だったとしているほか、プロモーターのAEGは次のように述べている。「セキュリティの規則は、ファンの方々がコンサートに持ち込めるバッグのサイズにも適用されます。7万人の方々が今夜のコンサートに訪れており、およそ750名の方々に手荷物預り所をご利用いただいております」

「しかしながら、いかなる入場の遅れも望んではおりませんので、ファンの方々には皆さまの安全が第一だということをご理解いただきたく存じます」

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