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ノエル・ギャラガーとジョニー・マーは、マンチェスター・アリーナでの悲劇的なテロ事件から1年が経ったことを受けて開催された「マンチェスター・トゥギャザー・イン・ワン・ヴォイス」と題された追悼式典に、動画で追悼のメッセージを寄せている。

昨年の5月22日にマンチェスター・アリーナで開催されたアリアナ・グランデのコンサートで、観客が帰る時に会場のロビーで自爆テロが起き、22名の犠牲者が亡くなっている。

アリアナ・グランデはその数週間後にテロ事件の被害者に対する追悼コンサート「ワン・ラヴ・マンチェスター」を開催しており、追悼コンサートにはケイティ・ペリーやロビー・ウィリアムス、マイリー・サイラス、コールドプレイリアム・ギャラガーらが出演している。

オアシスの“Don’t Look Back In Anger”はテロ事件の直後から希望のシンボルとして歌われており、昨年にはマンチェスター市民が犠牲者を追悼するための黙祷を捧げた後に自然発生的に同曲を歌ったことでも話題になっている。

“Don’t Look Back In Anger”は今でもマンチェスターに力を与え続けているようで、追悼式典の会場となったアルバート広場でも観客が一体になって“Don’t Look Back In Anger”を歌っている。

「ノエル・ギャラガーです。マンチェスター・トゥギャザー・イン・ワン・ヴォイスを代表してここにいます」とノエル・ギャラガーは動画メッセージの中で観客に語りかけている。「皆さんに僕の曲である“Don’t Look Back In Anger”をご紹介します。注意深く見て頂ければ、僕が皆さんと歌っていることに気がついてもらえるでしょう。心から感謝します」

観客が一体になって“Don’t Look Back In Anger”を歌う模様はこちらから。

マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドであるライアン・ギグスやザ・ストーン・ローゼズのマニ、ジョニー・マーらもビデオ・メッセージを寄せており、会場でメッセージが流れている。

「今夜みなさんと一緒にいられたらと思っています」とジョニー・マーは語っている。「僕の心はいつだってマンチェスターにありますし、これまでも、そしてこれからもです。マンキュニアン(マンチェスター市民)であることを誇りに思っています。今日が感動的な機会になることは間違いないでしょう」

https://twitter.com/softmin3/status/999040805510766593

https://twitter.com/ElaineWITV/status/999042104520249344

また、コーラス隊がアリアナ・グランデの“One Last Time”を歌った時にも大規模なシンガロングが巻き起こっている。

一方、ノエル・ギャラガーの弟でオアシスの元フロントマンであるリアム・ギャラガーは、同日に行ったザ・ローリング・ストーンズのサポート・アクトとしてのパフォーマンスで、元オアシスのメンバーであるボーンヘッドを招いて“Live Forever”をマンチェスターに捧げている。

また、マンチェスター出身のヒップホップ・グループのプローズは、昨年のアリアナ・グランデのコンサートを襲ったテロ事件からちょうど1年となることを受けて、事件の生存者を中心に結成された聖歌隊であるマンチェスター・サヴァイヴァーズ・クワイアーを迎えたチャリティ・シングルをリリースしている。

“A City United”と題された力強い楽曲は、マンチェスター・アリーナを襲ったテロ事件の生存者を中心に結成されたマンチェスター・サヴァイヴァーズ・クワイアーにとって初めての公式なリリースとなっている。

A City United

アリアナ・グランデは、テロ事件から1年が経ったことを受けてファンにメッセージを綴っている。

「今日1日、そして毎日、みなさんのことを考えています。私のすべてをもってみなさんを愛していますし、この辛い日に私が届けるべき光と思いやりの気持ちをみなさんに送ります」とアリアナ・グランデはマンチェスターの象徴とされるハチの絵文字とともにツイートしている。

先週、アリアナ・グランデは『タイム』誌によるインタヴューの中でテロ事件について言及している。

「私が一番嫌なのは、そういうことが起きた時に、ファンのみんなからテロが勝利したって思われてしまうことなの」とアリアナ・グランデは語っている。

「音楽はこの世界で最も安全なものであるべきなの。それもあって、今でも毎日私の心に重くのしかかっているのだと思う」

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