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ケンドリック・ラマーはステージに招いた白人の女性の観客が彼の楽曲をラップする中で何度もNワードを使ったことを受けて、演奏を中断することを迫られている。

現地時間5月20日、アラバマ州ガルフ・ショアーズでハングアウト・フェスティバルに出演したケンドリック・ラマーは自身の楽曲“m.A.A.d. City”を披露する際にファンをステージに招いている。

ファンが何度も人種差別表現をラップしたことで、ケンドリック・ラマーは演奏を止めることとなり、ファンは「私、ダメだったかしら? どうしたの?」と問いかけている。

ケンドリック・ラマーが「ある一つの言葉をブリープしなきゃならなかったんだよ」と説明すると、ファンは次のように応じている。「ああ、ゴメンなさい。私は言ってしまっていたのね? 本当にゴメンなさい。あなたが書いていたように私はよく歌っていたの」

2度目の機会でそのファンはNワードを使わない形でラップしている。

その時の模様はこちらから。

https://twitter.com/MattPilgrim92/status/998423069403287552

先月、ケンドリック・ラマーは2018年のピューリッツァー賞を受賞している。ジャズやクラシック以外のアーティストが同賞を受賞したのは初めてのこととなっている。

1943年から始まったピューリッツァー賞の音楽部門は「重要な側面を持ったアメリカ人による卓越した作曲作品」に贈られるものとなっている。今年は昨年4月にリリースされたケンドリック・ラマーの『ダム』に贈られている。

ケンドリック・ラマーの受賞に際してピューリッツァー賞の審査員は『ダム』について次のように評している。「本物の口語表現とダイナミックなリズムを統合した名手による楽曲集であり、現代のアフリカン・アメリカ人の人生の複雑さを描いた魅力的な作品となっている」

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