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アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーは、バンドの新作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』のSF的なアートワークがいかにして生まれたかについて語っている。

アレックス・ターナーによってデザインされた大胆で印象的なアートワークは宇宙について歌ったアルバムの歌詞を受けてのものとなっており、歌詞同様、スタンリー・キューブリックの影響を受けたものとなっている。

「あのアルバムのアートワークを思いついたのは、月面のヒルトン・ホテルのセットを作ったっていう(スタンリー・キューブリックの)『2001年宇宙の旅』の美術部門の人の写真を見たのがきっかけだったんだ」とアレックス・ターナーは「ラジオX」に語っている。「その時点で、俺たちはすでにアルバムを『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』というタイトルにすることを決めていたから、ホテルのロビーに何があるのかっていうことを考え始めたんだよ」

彼は次のように続けている。「それで一番惹きつけられたのが、ホテルのロビーにあったりする模型でね。そこに一番注力して時間をかけたね。外観のイメージは持っていなかったんだけど、ロビーにある模型についてはイメージがあったんだ。それで模型を作ったんだよ

「イラスト・ボードとちょっとした部品を使って作ったんだ。それをテープマシーンの上に置いて、その下のマシーンにはアルバムの音源が入ったテープが入っていてね。もしくはアルバムの初期のバージョンだったけど、僕にとってはすべてが筋が通っていたんだ」

彼はさらに次のように続けている。「画材店から車で帰っていた時に、とある回転式の看板を見かけたことがあってね。それ自体はLAではよく見かけるものだけど、その時に見つけたのは『ハウス・オブ・パイズ』っていう店の外にあったもので、俺が入ったことのない店だったんだけどさ。入ってみないとなってマジで思ったよ。きっとみんなもそう思うはずだよ。その時に、俺たちの建物にも『ハウス・オブ・パイズ』みたいな回転看板があった方がいいって思ったんだ」

一方、アークティック・モンキーズは先日、来月にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行うサプライズ公演の詳細を発表している。

アークティック・モンキーズはウォー・チャイルドの資金を募るチャリティ公演を6月7日にロンドンのロイヤル・アルバート・ホールで行うことを発表している。

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