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カート・コバーンによるビートルズの“And I Love Her”のカヴァーを収録した7インチのレコードがリリースされるという。

音楽情報サイト「ヴィニル・コレクティヴ」の掲示板には、“And I Love Her”とソロ・バージョンの“Sappy”が収録された7インチ・レコードの先行予約サイトへのリンクが掲載されている。カート・コバーンがカヴァーした“And I Love Her”が初めて公に披露されたのは、ブレット・モーゲンが監督した今年公開のドキュメンタリー映画「COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック」内でのことだった。

『COBAIN モンタージュ・オブ・ヘック』の公式サウンドトラックはは11月6日にリリース予定で、映画のDVDがリリースされる日と同日が予定されている。7インチ・レコードはその2週間後の11月20日にリリース予定となっている。

このタイトルが未定のLPはカート・コバーンの「ソロ・アルバム」とされており、ニルヴァーナのフロントマンである彼が残した未公開の楽曲に焦点を当てている。

映画の監督のブレット・モーゲンは、自宅で録音されたカート・コバーンの膨大な音源から選別を行ったという。ブレット・モーゲン監督はアメリカの雑誌『ベッドフォード+バワリー』に次のように語っている。「誤解のないように言うと、これはニルヴァーナのアルバムじゃないんだ。これはカートのアルバムで、カートが歌うとは予想もしなかったような歌を聴くことになると思うよ」

アルバムは、映画で使用された音源を収録するほか、他の未発表音源も収録されると報じられている。ブレット・モーゲン監督は、その音源について「スラッシュ・メタルからラグタイムまで、その間のものすべて」に及ぶとしており、「寸劇での演技」も含まれるとしている。

ブレット・モーゲン監督は全体として、サウンドトラックについて以下のようにコメントしている。「カートが自分自身を生み出すことによって、単純にどれだけ嬉しかったか感じ取ってもらえると思う。彼の歌詞は本当に面白くてさ、時折、彼の笑顔やあたたかさを感じてもらえると思うよ」

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