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アークティック・モンキーズのアレックス・ターナーは、自身が書いた過去の歌詞の中にはきまりが悪いものもあると認めている。

アークティック・モンキーズは本日、通算6作目となる最新作『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』をリリースしている。『NME』は4つ星をつけたレヴューの中で次のように綴っている。「『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』は、奥深く探求するリスナーたちに報いてくれる。とりわけ、アレックス・ターナーによるこれまででも最も高密度な自己認識に満ちた歌詞の批評に興味のあるリスナーにとっては尚更だ」

フロントマンのアレックス・ターナーは「BBC ラジオ1」でアニー・マックのインタヴュー応じ、過去を振り返って昔の作品を聴くことはあるかという質問に答えている。アレックス・ターナーは「自分をYouTubeで観たりとか?」と答えると、最近バンドと一緒にツアーに先駆けて自分たちの過去の音源を聴いたことを明かしている。

「そういうのが役に立つこともあるんだよ。ツアーの準備をするにあたって、俺たちはざっと過去のアルバムを少し聴いてみたんだ」とアレックス・ターナーは語っている。「(顔をしかめながら)なかにはこう思ってしまうような歌詞もあってね。『この時は何を考えていたんだろう。これは今回はぶいたほうがいいかもな』ってね」

アレックス・ターナーは、このインタヴューで新作に用いたテクノロジーやソーシャル・メディアを使わないということについても語っている。「あんまり自分の意見を言わないことで、落ち着いていられるという時期があったんだよ」とアレックス・ターナーはソーシャル・メディアで自身のアカウントを持たないことについて語っている。「常に代わりのものはあるわけでね。ツイッターのアカウントを手に入れると、白黒はっきりつけることになるわけでさ」

一方、アークティック・モンキーズは先日、新作のリリースに際してちょっとした映画祭を開催することを発表している。

リリースにあたって世界の6都市でポップアップ・ショップがオープンすることが明らかになっているが、このシドニー店となるゴールデン・エイジ・シネマ&バーではバンド・メンバーが選んだお気に入りの映画5本が上映されるという。

上映される5作品はジャン=ピエール・メルヴィル監督作『仁義(原題:Le Cercle Rouge)』、フランシス・フォード・コッポラ監督作『カンバセーション…盗聴…(原題:The Conversation)』、ミケランジェロ・アントニオーニ監督作『太陽はひとりぼっち(原題:L’eclisse)』、マーティン・スコセッシ監督作『ラスト・ワルツ』、ポール・トーマス・アンダーソン監督作『インヒアレント・ヴァイス』となっている。

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