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スリップノットのコリィ・テイラーが、アメリカの次期大統領選に出馬表明をして物議を醸している実業家ドナルド・トランプを非難している。

アイオワ州のラジオ局「Lazer 103.3」による最新インタヴューで、コリィ・テイラーは経済界の大物、かつテレビ番組のパーソナリティであるドナルド・トランプが、2016年11月に行われるアメリカの大統領選へ実際に立候補することについて不信感を抱いている。

「みんなデタラメを自分に言い聞かせてる。『最悪なのはこれからだな』ってね」コリィ・テイラーはラジオのホストにこう語っている。「それは間違ってる。実際に大変なのは、今を生きてる俺たちだからな。分かるだろ、ドナルド・トランプがアメリカの次期大統領にマジで立候補するなんて最悪だ。からかってんのか? それなら、エモ・フィリップス(アメリカのコメディアン)も推薦してやろうか。2020年の選挙には、ポーリ―・ショアなんかも推してやるぜ」

音楽サイト「ブラバーマウス」が報じたところによると、ラジオのホストであるアンディ・ホールはコリィ・テイラーに、これこそがアメリカの次に向かっていく方向かもしれないと語っていたという。

それに対してコリィ・テイラーは「それは俺の目指す方向じゃない。移住してやるよ」と述べている。

どこに移住するのかと尋ねられると、彼はこう答えている。「分からないけど……じきに決める。イギリスの家は高すぎるんだ。それが第一印象さ。実際に俺は現地の物件を見積もってもらったからな。だいぶ値が張ったよ。だからグアムかどっかにするかもな。ベリーズに小屋でも建てようか。ベリーズには、個人で購入できる島がたくさんあるんだ。実際に調べてみて5秒でこう思ったよ。『俺は島を買ってやる。ざまあみろ』ってね。カリブ海の島も(専門のウェブサイト上で)売りに出されてる。ちなみにまだ残ってるかは分からないけど、半自然状態の島を50万ドル(約6,000万円)で買うことだってできた。残念ながら何もない場所だから、もし住むとしたら自分で小屋を建てなきゃいけないだろうな」

一方で、コリィ・テイラーは3冊目の著書『You’re Making Me Hate You: A Cantankerous Look At The Common Misconception That Humans Have Any Common Sense Left』を今年の7月に刊行している。

著書について今まで発表してきたコメントについて尋ねられると、彼はこう答えている。「みんな、登場人物が誰をモデルにしてるのか知りたがってる。前にも言ったけど、教えるつもりはないね。訴えられたくないから、登場人物の名前は変えてるんだ。まったくユーモアのかけらもない名前だけどな」

コリィ・テイラーは先週、イギリスのクイズ番組「QI」のポッドキャスト「No Such Thing As A Fish」の12インチ・レコード盤に特別出演することが明かされた。

「No Such Thing As A Fish」は、スティーヴン・フライが司会を務めるこのクイズ番組でリサーチを行う調査員「QIエルフ」たちの手によるポッドキャストで、今回この「No Such Thing As A Fish」が、イギリス初となるポッドキャストのレコード盤として、11月20日にAlcopop! Recordsから発売されることとなっている。

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