トゥールやア・パーフェクト・サークルのフロントマンであるメイナード・ジェームス・キーナンはライヴで携帯電話を禁止する理由について語っている。
メイナード・ジェームス・キーナンはウェブサイト「アップロックス」のインタヴューに応じ、ジャック・ホワイトが現行のツアーで観客による携帯電話の使用を禁止していることについて言及している。
ジャック・ホワイトは観客に、公演中は携帯電話を取り出せなくなる「ヨンダー・ポーチ」の使用を義務付けている。
「最近においては特に、周囲の人々の作法についてもなんとか方針を定めようとしているわけだよ」とメイナード・ジェームス・キーナンは語っている。「(コメディアンの)デイヴ・シャペルのような人はまさにだけどさ。これはその人のアートであり、それを売っているわけだからね。それで生計を立てなければいけないし、それをブートレッグにしてオンラインに上げることは、アートで生計を立てるっていう土台を壊すことになるわけでね。これは所有物であって、知的財産なんだよ。それで、昔はブートレッグなんかに関してもそういう側面があったわけだけど、今じゃ携帯電話があるおかげでイライラさせられるんだ」
「自分の目の前(の携帯電話)に夢中になればなるほど、周囲で起こっていることの体験は薄れていくわけでさ。俺は聴覚による伝承を強く信じているし、支援して、提唱していくつもりだよ。間違いなくもっとマシなやり方があるはずでね。それで、なんとか解決しようとしているんだけど、でも、最終的にはみんなに権利があり、自分たちの求めるものを求めると思うからさ。周囲の人たちなんか気にしないわけだよね。だから、そうだね、俺たちもジャック・ホワイトに倣って、忌々しい携帯をポーチに入れさせる必要があるだろうね」
彼は次のように続けている。「そうだな。当初は、俺たちのショウは楽しいものではなかったと思う。自分の後ろにいる奴に向かって、携帯を切ってしまえってフラッシュを当ててくるセキュリティ・スタッフがいたわけだからね。それも携帯と同じくらいイライラするんだ。だって、自主規制なんかみんなしないわけでさ。全然クールじゃなくて、しまおうともしないわけだからさ。俺たちはいずれルールを設けるつもりでいて、それでそういうショウになったんだ。みんな携帯を取り出して写真を撮り始めるけど、そこまでにしろっていうね」
ア・パーフェクト・サークルは先週4月20日に14年ぶりとなるアルバム『イート・ジ・エレファント』をリリースしている。
新作『イート・ジ・エレファント』のストリーミングはこちらから。
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