アークティック・モンキーズの通算6作目となるニュー・アルバム『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』について、ソニーATVミュージックパブリッシングで重役を務めるガイ・ムートはバンドの「新たな傑作」であると称賛している。
5月11日にリリースされるニュー・アルバム『トランクイリティ・ベース・ホテル・アンド・カジノ』はバンドにとって約5年ぶりのリリースとなっている。
ソニーATVミュージックパブリッシングでワールドワイド・クリエイティヴ部門の取締役を務めるガイ・ムートは『ミュージック・ウィーク』誌に次のように語っている。「私が『イベント』と呼びたくなるようなリリースは年に数回しかありません。アークティック・モンキーズがアルバムを出すとなれば、それは『イベント』なのです」
「誰もがそれを聴くために自分の手を止め、ストリーミング・サービスなど、購入方法は何であれ、すぐに手に入れたくなるようなアルバムだと言えます。UKの音楽業界にとっては一大イベントなのです」
「まだ物語の途中ですが、私は(フロントマンのアレックス・ターナーが)また新たな傑作を書き上げたと感じており、これはUKの偉大なるソングライターの1人としての彼の地位を確固たるものにしたと思っています。彼らにはターゲットや目標を設定する必要などありません。人々は自ら乗り込んできてくれるのです」
「新作は、私が聴いた感想としては、ものすごく複雑に入り組んだアルバムとなっていて、ファンであるなら、より深くへとのめり込んでいきたくなるはずです。アルバムは様々な意味を持っており、とことん掘り下げられるような歌詞になっています」とガイ・ムートは続けている。
「素晴らしい瞬間、素晴らしいアレンジ、素晴らしい演奏があり、今年のUKの音楽シーンにおいてとても重要な意味を持つことになるでしょう」
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また、新作の楽曲を発売日まで公開しないというバンドの決断について、ガイ・ムートは次のように語っている。
「今日という時代においては、控えたほうがいいこともあるのです。この作品は大いに待ち望まれているもので、5月11日が近づくにつれて高揚感はより高まっていくことになるでしょう。彼らのリリース方法の素晴らしい点は、作品全体として聴くことができるという点です」
「私たちは作品を通して一貫したコンセプトで作られたままにアルバムを楽しむことができるのです」
一方、バンドは先日、新作についてフロントマンであるアレックス・ターナーのソロ作品としてリリースされる可能性もあったことを明かしている。
「最初はそう思ってたんだ。というのも、すごく最小限だったからね。ピアノと歌があって、ギターはなしというね。アレックスも迷ってたんだよね。『これはアークティック・モンキーズなのか、別のものにしようか?』ってね」とギタリストのジェイミー・クックは『モジョ』誌に語っている。
「それで、僕も最初はちょっとそんな感じだったんだ。これはギターがたくさんあるアルバムじゃない。これまで自分たちがやってきた典型的なこととは違うっていうね。すごく考えたよね」
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