プリンスの遺族は亡くなる1週間前にオピオイドのオーヴァードーズの治療にあたったイリノイ州の病院を訴える予定であることを発表している。
マイケル・A・ジマーが代理人を務めるプリンスの遺族は、2016年4月15日にプリンスがアトランタ公演後に自家用ジェット機での移動中に病院に緊急搬送され、そこで不適切な治療を受けたと主張している。
今回の提訴では、プリンスの死は、トリニティー・メディカル・センターの医師が、プリンスの過剰摂取に対する診断と処置を誤ったという「直近の直接的な原因」によるものだと主張している。
プリンスの遺族の弁護士であるジョージ・ルーカスとジョン・ゲッツは次のように声明している。「プリンスの身に起きたことは、アメリカ全土の家族にも起こっているものです。プリンスの遺族は、今回の調査を通して処方薬の問題の広がりと、命を救うためのより良い方法に光を当てたいと願っています。もし、プリンスの死が誰かの命を救う手助けになるならば、すべてが無駄になるわけではありません」
先日、検察側はプリンスの死に関して事件性はないことを発表している。
自家用ジェット機内での最初のオーヴァードーズは、フェンタニルを含むブラック・マーケットのオピオイドによるものと見られているが、プリンスは処方されたオピオイドを摂取しているものと考えていたという。
その結果、6日後にプリンスは自宅ペイズリー・パークで同様に強力な薬を摂取したことが原因で亡くなったと考えられている。
遺族はドラッグストア・チェーンのウォルグリーンズに対しても、従業員がプリンスに対して医療目的以外で「麻薬性の処方薬を販売した」として訴訟を起こしている。
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