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ザ・ビートルズジョン・レノンが自身をアドルフ・ヒトラーに見立てて描いた自画像が5万4,000ドル(約580万円)で落札されている。

自画像は、ジョン・レノンがリヴァプール・カレッジ・オブ・アートに在籍していた1950年代に描かれたものだという。

インクで描かれた自画像は、演壇に立ったジョン・レノンが片手を上げてナチス式の敬礼をしているというもので、右下部分には「ハイル・ジョン(ジョン万歳)、ハイル・ジョン、ハイル・ジョン、ハイル」という文字が描かれている。また、他の物議を醸しそうな絵画としては、第三帝国の紋章に用いられていた鷲が、ジョン・レノンのイニシャルの上に降り立っているというスケッチもある。

それぞれの画像はこちらから。

http://www.mourningtheancient.com/truth-lennon2-thumb.jpg

http://www.mourningtheancient.com/truth-lennon3-thumb.jpg

今回のオークションを主催した販売業者の代表であるゲイリー・ジメットは、「ページ・シックス」に次のように語っている。「ジョンはカレッジに通っていた頃にこれらの作品を描きました。実のところ、ジョン・レノン自身も、自分をヒトラーに見立てて描くことを妙なことだと考えていたのです。ジョン・レノンによるオリジナルの絵画はとても価値があり、これらは本当に貴重なものです」

実際、結果として自画像は5万4,000ドル(約580万円)で落札されている。

今年1月には、ジョン・レノンが使用したバイクが売りに出されている。バイクはジョン・レノンが1969年から1971年にかけてサリー州の「ティッテンハースト・パーク」と呼ばれる自宅近郊で乗っていたものだという。

ジョン・レノンについては昨年11月、盗まれた100点以上の品々がドイツ警察によって再発見されており、日記も見つかっている。

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