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先日の物議を醸したモリッシーのインタヴューを受けて、オンライン上で「Shut Up, Morrissey(黙れ、モリッシー)」と書かれたトートバッグへの注文が殺到したという。

元ザ・スミスのフロントマンであるモリッシーは先日、自身の新たなウェブサイト「モリッシー・セントラル」でのインタヴューで人種差別と非難されたことについて言及し、ヒトラーについて「左翼」だったと発言したほか、ロンドン市長のサディク・カーンについて「まともに喋ることができない」と語ったことで物議を醸している。

モリッシーのインタヴューは大きな反響を呼んでおり、マンチェスターに住むヴェリティ・ロングリーという女性は、昨年に発売して完売していた「シャット・アップ、モリッシー」とプリントされたトートバッグを再販することを発表している。ヴェリティー・ロングリーは元々、近所のフェスティバルでザ・スミスを大音量でプレイされたことでトートバッグを作ったというが、今回のインタヴューでのモリッシーの発言を受けて再び制作することを決めたという。

「私も友達も、『ああ、黙ってよ』っていう感じだったわ」とヴェリティ・ロングリーはBBCに語っている。「そしたら、なんか笑えてきちゃって。それで思ったの。これって面白いわ、モリッシーは本当に黙ったほうがいいって」

ヴェリティ・ロングリーは次のように続けている。「彼のインタヴューが公開されるや否や、私にメッセージが送られてきて、昨日はものすごい量のメッセージを受け取ったの。それで思ったわ。ねえ、やらない理由がある?ってね」

「昨日の彼の発言は信じがたいわ。サディク・カーンの喋り方に関することとかね。私だってそう話すわ! それがイギリス英語じゃない」

ヴェリティ・ロングリーは昨年、48時間で500を超えるトートバッグの注文を受けたことを明かし、アリアナ・グランデのマンチェスター・アリーナ公演を襲ったテロ事件の犠牲者の遺族を支援する「ウィ・ラヴ・マンチェスター基金」に1,730ポンド(約26万円)の収益を寄付したことを明かしている。

トートバッグへの需要は高く、現在はソールドアウトとなっているものの、在庫が確保でき次第、様々な色のヴァージョンを販売する予定だという。

トートバッグの販売サイトはこちらから。

https://www.etsy.com/uk/shop/ShutupMorrissey?ref=l2-shopheader-name

ヴェリティ・ロングリーはトートバッグに向けられている批判に対して、次のようにツイートしている。

「トートバッグをよく思っていない人たちへ。A:元々はジョークで、私は欲しいという人に応じているだけよ。B:バッグで集まった寄付金を見て! C:落ち着いてよ。少し楽しんでるだけ」

物議を醸したインタヴューの中で、モリッシーは他に、なぜザ・スミスを聴かなくなったかについて語っているほか、デヴィッド・ボウイやEU離脱、次のUKでの選挙や昔から反対している動物虐待についても語っている。

モリッシーはインタヴューでの自身の発言について、次のように擁護している。「僕の発言はどれも挑戦的なものではないよ。単に事実を述べているまでだ」

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