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ステインドのフロントマンであるアーロン・ルイスとリンプ・ビズキットのギタリストであるウェス・ボーランドとの間で確執が深まっており、口論が続いている。

リンプ・ビズキットはステインドのメインストリームへの躍進を手助けしたことで知られており、リンプ・ビズキットのフロントマンであるフレッド・ダーストは90年代にステインドと共演したのち、自身のフリップ・レコードでステインドと契約している。しかしながら、現在両バンドの間には険悪な空気が漂っているという。

ウェス・ボーランドは昨年12月にポッドキャスト「トーク・マニー」の中で最初にアーロン・ルイスのことを批判しており、2人が空港で遭遇した際のことを振り返りながらアーロン・ルイスについて「クソ野朗」と非難している。

「あいつが『どこへ行くんだ?』と訊いてきたから、俺は『家に帰る途中さ』と答えたんだ」とウェス・ボーランドは語っている。「そしたら、『家?』と聞いてきてね、『ああ、両親を訪ねてたんだ。これからロサンゼルスに戻るよ』って言ったんだ。実際のところ、他のどこよりも長く僕はロサンゼルスに住んでいるんだけどね。そしたら、あいつは俺を見て、顎をくいっと上げてこう言ったんだよ。『いやいや。お前の出身地を思い出せよ。フロリダが故郷だろ、ロサンゼルスじゃない。あっちがお前の故郷なんだ』ってね」

「だから、俺は『うるせえんだよ、お前』って答えて、それ以来ずっとあいつとは口を利いていないんだ」

ウェス・ボーランドは次のように続けている。「あいつはそういうクソ野朗なのさ。自惚れているクソ野郎なんだよ。あいつに最悪なことが起こるように祈ってるね。アーメン。あんな図々しさは信じられないし、ほら、気取ってる感じだろ――特にイリノイ出身の田舎者とかに対してさ。ともかく、ムカつく男なんだよ。こっちから願い下げだね」

アーロン・ルイスは先週行われたラスベガスでの公演でこれに応じている。バンドのヒット曲で“Outside”を紹介する際、アーロン・ルイスはリンプ・ビズキットの控え室でこの曲を書いていた時のことを振り返りながら、ウェス・ボーランドではなくフレッド・ダーストにこの曲を捧げるとしており、また空港で起こったことについて自身の見解を語っている。

「ウェス・ボーランド、心から大好きな男だ、そして俺に言いたいことがあるみたいだけどな。うるせえんだよ、クソ野郎が!」と彼は語っている。「『心から大好きだ』って言ったのはさ、俺が今ここでファンのみんなの前に立っているきっかけになった人物だからだけどな」

また、空港で起こったことについての自身の見解をアーロン・ルイスは次のように語っている。「おい、どこの出身なのか忘れんなよ。お前はフロリダのジャクソンヴィルの出身なんだ。お前はカリフォルニア州ロサンゼルスの出身じゃない。ジャクソンヴィルなんだ。お前は生身の人間だろ。お前はロサンゼルスに住んでいるようなプラスチック製でも、メチャクチャな人間でもないんだ」

「だからこそ――今夜ファンの前に立っている俺に対して責任がある人のうちの1人として、あいつにどこの出身か思い出してもらいたいんだ。今じゃ俺は地球上で歩いているなかでも最大のクソ野郎なんだろうけどさ」

「いいか、ウェス・ボーランド、このお高く止まったクソ野朗め。じゃあ、次の曲はすべてフレッドのおかげだってことにするよ」

ウェス・ボーランドはインスタグラム上でアーロン・ルイスのコメントに対してこう返答している。「これでもう二度とあいつに顔を合わせなくて済むってことだと願っているよ」

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一方、リンプ・ビズキットのフレッド・ダーストはジョン・トラボルタが主演する映画の監督を務めていると報じられている。

この映画は『ムース(原題)』と題されており、ジョン・トラボルタ演じる同名の主人公がデヴォン・サワ演じるアクション俳優をストーキングするスリラー映画になるという。

『ヴァラエティ』によると、主人公の強迫観念は「段々と強くなり、執着はストーキングからスターの人生を壊す野望へと形を変えていく」という。

フレッド・ダーストは脚本にも参加しており、かつてファンからストーキングを受けた自身の実体験が基になっている。

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