エリー・ゴールディングは政治的な事柄に言及する数少ない機会の一つとなった、今年のブリット・アウォーズ授賞式での女性に向けたスピーチについて語っている。
エリー・ゴールディングは授賞式で、グラミー賞を主催するレコーディング・アカデミーの会長であるニール・ポートナウによる、女性が重要な立場に立つには「進歩する必要がある」とする発言に反論している。
エリー・ゴールディングは当時、次のようにスピーチしている。「たくさんの人たちがバラを身につけているのを見て、とても嬉しい気持ちです。私たちは女性であることを誇りに思っているし、それに女性たちが何年にもわたって進歩してきたことは、私たちの誰もが知っていることよ」
しかしながら、今回、エリー・ゴールディングはブリット・アウォーズ授賞式でのスピーチについて、ニール・ポートナウのことに言及するように頼まれていたことを明かし、彼女自身のアイデアではなかったと語っている。
エリー・ゴールディングは『メトロ』紙に次のように語っている。「本当に正直に言うけど、私はそうやって言うように頼まれたのよ。誰かが言うべきことだとは思っていたから、断りたくなかった。『もし他に誰も言わないのであれば、私が言うわ』っていう感じだったの。私はグラミー賞をとてもリスペクトしているわ。ただ、もう少し平等になったほうがいいとは思うけどね。ハッキリ言うと、私は多くの女性たちを代弁したっていうことだったのよ」
エリー・ゴールディングはスピーチについて、自身のアイデアではなかったものの、女性の誰しもが持っている「パワーを彼女に思い出させる」いい機会になったと語っている。
エリー・ゴールディングは次のように続けている。「ブリット・アウォーズでは、女性たちに彼女たちが持っているパワーを私が思い出させる時間を取る必要があったっていうことなの。私もデビューしてからだいぶ経つけど、簡単だったことはなかったわ」
「でも、私はまだこうしてやれているわけで、それには本当に感謝してるわ。それはたくさんの強い女性たちの手助けやサポートのおかげなの。周囲には女性を置くようにしていてね。今でも、全員が女性のチームを作ることが私の夢。私のマネージャーは強い女性だし、ツアー・マネージャーも強い女性よ。個人的な考えだけど、物事をフレッシュな視点から見られる人たちと仕事をするのが好きなの。ある意味、その人たちのおかげで私はここにいられてるの。生きてるっていう意味じゃなくね! 仕事の話よ」
エリー・ゴールディングは先日、アメリカでも有数の保守派の協議会で、極右政治家のマリオン・マレシャル・ルペンに自身の音楽を使用されたとして批判の声を上げている。
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