リンキン・パークは、チャリティに寄付するために自分たちが使用した200以上の楽器を出品することを発表している。
リンキン・パークの現時点での最後のコンサートは、2017年10月に開催した亡くなったフロントマンのチェスター・ベニントンへの追悼コンサートとなっている。チェスター・ベニントンは、2017年7月20日に享年41歳で亡くなっている。
バンドは今回、現地時間4月4日にギターやキーボード、サンプラー、メガフォンなどの楽器を出品することを発表している。売り上げた利益はすべて、バンドが設立したエンターテインメント・インダストリー・ファウンデーション(EIF)傘下の非営利組織であるミュージック・フォー・リリーフに寄付されるという。ミュージック・フォー・リリーフは、自然災害の被害にあった地域や人々を支援することを目的としている。
今回のチャリティには、バックステージでのサインイベントやファンイベントなどで使われた横断幕と、ツアーで実際に使われたヤマハの「KX5ショルダー・キーボード」のセットなどが売り出される予定となっている。売り出されるアイテムとしては他に、マイク・シノダが2010年のツアーやMTVミュージック・アウォーズなどで使用した「モーグ・イーサーウェーヴ・プラス・テルミン」、2011年のツアーで使用されたギタリストであるブラッド・デルソンの「アンプリボックスS602Mメガフォン」などがラインナップされており、また、バンドのために特注で作られ、これまで公に出回っていなかった、オープン・ラブスのキーボード・ワークステーション「Neko XXl Gen5 DAW」のリンキン・パーク用スペシャル・モデルもいくつか出品されるという。
EIFで業務部長を務めるホイットニー・ショウラーは、リンキン・パークのチャリティへの貢献について次のようにコメントしている。「(設立されてからの)13年にわたって、リンキン・パークのファンの方々は素晴らしく寛大なミュージック・フォー・リリーフの支持者であり続けてくれ、自然災害の被害者や被害を受けた地域を支援するという私たちの使命を実現させてくれました」
出品物は現地時間4月4日に「リヴァーブ・ドットコム」の「テクノ・エンパイア・マーケットプレイス」に掲載される。
「テクノ・エンパイア・マーケットプレイス」のページはこちらから。
https://reverb.com/shop/techno-empire
一方、マイク・シノダは先日リンキン・パークの今後について、「バンドに何が起こるかは言うことなどできない」と述べている。「本当に答えなんかないんだ。でも、おかしいよね。だって、僕がバンドの今後について何か発言すると、それがニュースの見出しになってしまうわけでね。バカバカしいよ。だって、答えは答えなどないってことなんだからね」
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