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キッスのジーン・シモンズは最後のツアー名と見られる「The End Of The Road」というフレーズを商標登録したことに自分は関与していないと語っている。

キッスの知的財産権を管理しているキッス・カタログ社は2月8日に米国特許商標庁に「The End Of The Road」の商標申請を行っている。認可された場合、エンターテイメント・サービスの分野、特に「音楽バンドによるライヴ・パフォーマンス」の分野でこの言葉の使用が制限されることになる。

ジーン・シモンズは手渡しのボックス・セット『ジーン・シモンズ:ザ・ヴォールト・エクスペリエンス』のリリースに際したニューヨークのイベントで、Q&Aセッションを行い、「The End Of The Road」の商標登録について語っている。

「俺はそれについて何も関与していないんだ」とジーン・シモンズは語っている。「誰がこだわってるのかも知らないし、それがファンなのかバンド誰かなのかも知らないんだ。俺は真実を話してきた。文字通り、俺はそれについて何も知らないんだよ。キッスはいくつかの大きな野外公演を7月にスペインでやる。その辺りで、ジーン・シモンズ・バンドもいくつかのフェスティバルのヘッドライナーやら何やらで演奏する。俺たちはとても幸運だ。それをやるのが楽しみだし、”I”や”She’s So European”といったあまり知られてない曲もやるよ、俺たちが今まで一度も演奏したことのないようなね。だから、俺は素晴らしい時間を過ごしている。だけど君の(質問)に答えるとすれば、俺はまったく分からないな」

ジーン・シモンズのバンドメンバーであるポール・スタンレーは先日、ジャーナリストのマイケル・カヴァシーニに「The End Of The Road」を商標登録をした背景に自身がいたことを次のように語っている「申請した商標はこれが初めてじゃないわけでね。すごくいい名前に思えたし、今まで誰も使ってこなかったことに驚いたよ。それで、必ずや使えるようにしたかったし、使う時は来ると思ったからね。ちゃんと自分たちで所有して、自分たちのものにしたかったんだ。『ザ・ホッテスト・ショウ・オン・アース』ツアーをやろうという時に、(サーカスの)リングリング・ブラザーズがやって来てこう言ったんだ、『あなた方はそれを使えない』ってね。それで俺は分かったんだ。俺たちにはいつも代名詞となるようなスローガンや格言があって、これもその1つのわけでさ。すべての物事にはどんな形であれ、終わりがある。俺たちの番になった時は、堂々と、そしてド派手にやってやりたい。だから、このアイデアを思いついた時、ちゃんと俺たちのものにしておこうと思ったんだ」

キッスは2000年にも「フェアウェル・ツアー」を行っている。ポール・スタンレーは後に、この「解散ツアー」騒動は「キッスを苦悩から解放する」試みであったと語っており、これは数年にわたるソング・ライティングのクレジットに関するメンバー同士のエゴの衝突や意見の不一致が原因であったという。

ジーン・シモンズは昨年行われたインタヴューの中でキッスが解散するまでに「もう何年かある」と述べている。「グラスコー・ライヴ」に対して彼はこう語っている。「ショー・ビジネスの中で、俺たちは一番ハードに働いているバンドだと思うよ。20キロのスタッズがついた鎧なんかを着て、18センチの底のある靴を履いて、火を吐いたり空を飛んだりあらゆることをしているんだから」

彼は次のように続けている。「だから70代になったら無理だよ、俺は今67歳なんだ。もう何年かやって、やめる時が来たと思ったらやめるよ、ちゃんとしたやり方でね、盛大なパーティーをするさ。この地球をロックするような、デカくて、世界規模で、自由な何かを成し遂げたって思いたいよ」

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