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ラン・ザ・ジュエルズのエル・Pは、同じくメンバーのキラー・マイクが全米ライフル協会(NRA)とのインタヴューの中で銃器所持の権利を主張したことが議論を呼んでいることを受けて、彼を擁護している。

NRA TVで放映されたこのインタヴューでキラー・マイクは、銃器所持の権利に関する左寄りの考え方は偽善的であることを指摘している。

「ずっとご機嫌取りのままでいるわけにはいかないだろ。みんな指図してくる人たちには反対してこなかったからって、進歩的な運動のご機嫌取りをしてるんだ」

数十万人ものアメリカ人がより厳重な銃規制を求めて「マーチ・フォー・アワー・ライヴス」に参加しているが、彼の発言はそのデモ行進の直後に放送されることになった。

エル・Pは騒動後初めて、キラー・マイクのことを擁護する声明をツイッター上に発表しており、二人の意見の相違は彼らの友情においてなくてはならないものだと述べている。

「俺たちはアイツのことを知ってる。彼はマジで気にしているよ」とエル・Pは語っている。

「他の人が行動を起こせない時や、起こそうとしない時に彼は立ち上がるんだ。誰もいないからこそ彼はやってみようとするんだ。何度も繰り返しね。そういう男なんだ。彼の言葉の持つ力に俺は涙したかと思うと次の瞬間、笑いで震えて、飲んでいた液体を顔にぶちまけてしまうこともあった」

エル・Pは次のように続けている。「彼には俺の擁護なんて必要ないだろうけど関係ない。俺たちは味方だし、だから、俺はこうしているんだ。ここで完璧な結果を残す唯一の方法は、行動を起こそうとしないことだと思うからね。だけど、俺たちにはこういう時に立ち上がろうとするマイクが必要だって信じてる。それは長所でもあり短所でもあるけど、彼はどんな時もそうしてきたしね」

エル・Pによるツイートは以下のとおり。

キラー・マイクも謝罪を行っており、全米ライフル協会とのインタヴューに応じることを決めたのは、対立する相手とも熱心に議論をしていたというマーティン・ルーサー・キング牧師の逸話が決め手だったと明かしている。

「必ずしも同意できるわけではない人たちと一緒に座ったんだ」と彼はツイッターにビデオを投稿し、説明している。

「全米ライフル協会というグループと一緒に座って、この時代における黒人の銃器所持についてのインタヴューを受けた」

「その1週間後に、あのインタヴューはNRA TVによって俺が実際には支持しているとても高潔な運動を非難するために使用されたんだ」

「マーチ・フォー・アワー・ライヴスは若者が主導権を担っているものだ。俺は若者のリーダーシップをリスペクトしているし、みんなには申し訳なく思っている。マイノリティについて語ったインタヴューが、みんなへの対抗手段として使われたことを残念に思う」

「みんなにとって公平を欠くものだったし、間違っていることだったよ」

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