ノエル・ギャラガーは19歳の頃に好きだったアルバムに対する思いをインスタグラムで綴っている。
先日まで北中米ツアーを行っていたノエル・ギャラガーズ・ハイ・フライング・バーズだが、そのツアー中に思いがけなく昔好きだったアルバムへの思いが甦ったことをノエル・ギャラガーは明かしている。
イギリスのミドルトン出身の4人組、ザ・カメレオンズが1986年にリリースしたサード・アルバム『ストレンジ・タイムズ』のアルバム・ジャケットをインスタグラムに投稿したノエル・ギャラガーは次のように綴っている。「みんなに伝えずにはいられないと思ったんだけどさ。俺たち(NGHFB)がこの間、楽屋かどっかで酔っ払っている時に、俺のiPadを通してスピーカー・システムからこのアルバムからの曲(“Swamp Thing”)がランダムで流れたんだ。このアルバムがどれだけ俺にとって大切か忘れていたよ。86年に出たんだけどさ。俺は19歳だぜ! それ以来、毎日聴いてたんだけどさ。またもや、ブッ飛ばされたと言わざるを得ないね。ソングライターとして初期の俺に間違いなく影響を与えた作品で、というのも、あらゆるところで俺自身を聴くことができたんだ。ほとんどの人は好きにならないだろうけど、気に入ってくれる人もいるんじゃないかな」
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ノエル・ギャラガーは先日、インタヴューで「Tシャツとコーヒー」がロックンロールを殺したと語っている。
元オアシスのギタリストであるノエル・ギャラガーは米「ナショナル・パブリック・ラジオ」のインタヴューの中で自身にとってのロックンロールの定義について質問され、次のように答えている。
「俺にとってのそれは思想の自由であり、表現の自由なんだよ」とノエル・ギャラガーは語っている。「レザー・ジャケットやジャックダニエルじゃないんだ。それは確かに助けになるけどね。俺からすれば、音楽業界でキャリアを始めた当初、俺にとってロックンロールだったのはレッド・ツェッペリンであり、ザ・ビートルズであり、ストーン・ローゼズやセックス・ピストルズだったんだ。それが90年代の半ばになって、人々は1971年のローリング・ストーンズのツアー・TシャツやMC5のTシャツを大量に作りだしたわけでね。誰もがこう言ってたものだよ、『これこそがロックンロールだ。そうだろ?』ってね。それで、ロックンロールは失われたんだ」
インタヴュアーがTシャツがロックンロールを殺したのかと訊くと、ノエル・ギャラガーは次のように答えている。「Tシャツとコーヒーだよ。コーヒーショップが台頭してきて、カルチャーは失われてしまったんだ。そう思わないかい? 人々は音楽にお金を払うのをためらうようになったんだ。音楽にね! そのくせ、コーヒー2杯に20ドル費やすんだ。参るよね」
「(ドラマの)『フレンズ』のせいだと思ってるんだ」とノエル・ギャラガーは続けている。「コーヒーショップが増えたからね。セーターを着た奴らが、座って高すぎるコーヒーを飲みながらどうでもいいことを話してるんだよ」
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