チャーチズのシンガーであるローレン・メイベリーはエンターテイメント業界におけるダブル・スタンダートを批判して、性的不品行で告発された人物に対してしなければいけない多くのことがあると述べている。
先日「#MeToo」のメッセージには行動を伴わせる必要があるとしていたローレン・メイベリーだが、今回、性的不品行で告発された人物が仕事を続けていく上で、業界はより「一貫性のある」対応をする必要があると語っている。ローレン・メイベリーは例として、ケシャとの訴訟を経たドクター・ルークに言及している。
「映画業界で行われたような徹底的なことが音楽業界では行われていなくて、おそらくそれは同様のやり方が統一されていないからだと思う」とローレン・メイベリーは『デイズド』誌に語っている。「だけど、『いつかそうしたドミノも間違いなく倒れることになる』と思い続けているけどね。ドクター・ルークは冷遇されているけど、それを超えて、さらに本当に大きな変化があった? 私たちはいまだに性的虐待やレイプの犯人のレコードをプロモーションして売っているわ。ある人にはノーと言って、別の人にはイエスと言うことなんてできないわけでね」
ローレン・メイベリーは次のように続けている。「ハーヴェイ・ワインスタインを例外にすることはできなかったけど、まだウディ・アレン、ロマン・ポランスキー、そしてビル・コスビーがいるわけでね。だから、そう、私たちの変化については一貫していなきゃいけないのよ」
一方で、チャーチズのイアン・クックは「#MeToo」運動について多くの男性に「男がどれだけ最低かということを気付かせた」として賞賛している。
ローレン・メイベリーは2015年に”Leave A Trace”のビミュージック・ビデオをめぐってオンライン上で女性蔑視的な批判を受けている。それを受けてローレン・メイベリーは『NME』に対して最も最高の形の反撃は真に自由になることだと語っている。
「勝ちたいわけじゃないの。それは私たちが打ち負かされるのを許すのかどうかってことなの」とローレン・メイベリーは『NME』に語っている。「ニュースでもインターネットでみだらな服装を批判されたために、ティーンの女の子が自殺しているなんて話を見るわ。みんな向き合い方を変えて、それは現実じゃないと言わないと。そんなもの無視しなくちゃってね。これは何も1992年にライオット・ガールが語っていたこととかじゃないわけでしょ? 着たいものを着ることは、それが自身の表現であり、自身の人生だからなのよ」
先月、チャーチズはザ・ナショナルのマット・バーニンガーが参加した新曲“My Enemy”を公開して、サード・アルバム『ラヴ・イズ・デッド』の詳細を発表している
チャーチズのニュー・アルバム『ラヴ・イズ・デッド』は5月25日にリリースされる。
広告 【独占配信】エミー賞®史上最多18部門受賞の歴史的快挙!真田広之主演&プロデュース「SHOGUN 将軍」をディズニープラスで見る
Copyright © 2024 NME Networks Media Limited. NME is a registered trademark of NME Networks Media Limited being used under licence.