ノエル・ギャラガーはアークティック・モンキーズやカサビアンといったバンドにオアシスが与えた影響について振り返っている。
元オアシスのギタリストであるノエル・ギャラガーは米「ナショナル・パブリック・ラジオ」のインタヴューの中で、ソングライターを起用して共作することに対する自信の考えを語っている。
「ハッキリさせておきたいんだけどさ。もしもソロ・アルバムの正面に自分の名前を出しているのだとしたら、全曲をその人が書いたものであって欲しいんだ。俺は時々ソロ・アーティストたちにガッカリすることがあるよ。『どう見てもお前これ書いてないだろ』ってなるんだよね。もしも曲を書くのに苦労して、共作者が欲しいのなら、バンドはそのためにあるのにって感じだよ」
インタヴュアーから誰かのサウンドに影響された楽曲を作ることは「精神面での共作になるのか」と訊かれたノエル・ギャラガーは、次のように語っている。
「おそらくね。俺の作品の中でも素晴らしい曲を自分たちにインスパイアされて書かれたっていうことを知れば、(ブロンディの)デボラ・ハリーやクリス・シュタインもきっと喜んでくれるはずだよ。(オアシスの)『ディフィニトリー・メイビー』がリリースされてから10年後の2004年に、アークティック・モンキーズやカサビアン、レイザーライト、ザ・リバティーンズのようなバンドがイングランドに登場した時、彼らはみんな、『オアシスに夢中だった』って言っててね。俺は『それなら、いいに決まってるよな』って感じだったんだ。自分たちの影響で多くの奴らがバンドを始めたんだよ。そのうちの90パーセントはヒドいものだったけどな」
ノエル・ギャラガーは続けている。「けど、さっき挙げたバンドはどれも素晴らしかったし、大好きだったよ。それで俺は、『さて、俺たちは何かすごいことをやったんだな。素晴らしいものは素晴らしいものに付随するからな』って思ったんだ」
ノエル・ギャラガーは同じインタヴューの中で、ブロンディのために曲を書いたものの、なぜブロンディに楽曲を提供するに至らなかったかについて語っている。
ノエル・ギャラガーは最新作に収録された“She Taught Me How To Fly”について「ブロンディのスピリット」を持った楽曲であることを明かし、楽曲をどのように制作したかについて語っている。
「ブロンディのための曲をどうすれば書けるかというとね」とノエル・ギャラガーはブロンディを彷彿とさせる楽曲を書き上げた経緯について語っている。「毎朝、仕事に出かける前にブロンディのベスト盤を聴いていると、突如として空から降りてくるんだよ。自分で口ずさんでいると、『デボラ・ハリーが歌ってるのが聴こえる。クレム(・バーグ)がドラムを叩いているのも聴こえるし、『トップ・オブ・ザ・ポップス』に出演してる彼らの姿が浮かんでくる』って思い始めるんだ」
インタヴュアーからどうしてそれをブロンディに提供しなかったのかと訊かれると、ノエル・ギャラガーは次のように答えている。「曲が本当に素晴らしかったからだよ。ブロンディには渡せなかったというね。まあまあの曲っていうだけなら、いつだってデビーに電話をかけるよ」
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