ア・トライブ・コールド・クエストは今年のグラミー賞について1部門もノミネートされなかったことを受けて、その冷遇に対する思いを明かしている。
ア・トライブ・コールド・クエストは最後のアルバムである『ウィ・ゴット・イット・フロム・ヒア・サンキュー・フォー・ユア・サーヴィス』を2016年11月にリリースしている。このアルバムはア・トライブ・コールド・クエストにとって、結成メンバーのMCフィフ・ドーグが2016年3月に死去して以来、初めてリリースされたアルバムとなっている。
アルバムは2018年グラミー賞へのノミネートが期待されていたが、メンバーのQティップは一切ノミネートされなかったことに驚きとショックを受けたと話している。
ラジオ番組「スウェイ・イン・ザ・モーニング」によれば、今やメンバーはグラミー賞が「台無しにした」という考えに至っているという。
「正直に話すとね」とQティップの従兄弟でラッパーのコンシクエンスは語っている。「俺たち全員、グラミー賞を受賞すると思ってたんだ」
ア・トライブ・コールド・クエストのアリ・シャヒード・ムハマドは、2017年のグラミー賞でパフォーマンスを行ったことが伝説のグループへのトリビュートに値するというグラミー側の説明にこう反応している。「パフォーマンスしたのに残念賞ですっていうのは、君らが関与しているアートに対してとても失礼だと思うよ」
コンシークエンスはまた、ア・トライブ・コールド・クエストのアルバムがフィフ・ドーグの遺作であったことにも触れている。「それがいかに偉大であるかってことを理解してほしいね」
彼は次のように続けている。「あいつらが台無しにしたんだ……18年の活動休止の後に帰ってきて前の年にパフォーマンスをした誰かさんには、その次の年に何かすべきって普通は思うだろ」
インタヴュー動画はこちら。
ア・トライブ・コールド・クエストは2017年のベスティヴァルで最後のライヴを行っている。
Qティップはパノラマ・フェスティバルのライヴ中に先のツアーが最後となることを宣言しており、その後フィフ・ドーグへ追悼を捧げている。
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