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ケイティ・ペリーは、オーディション番組「アメリカン・アイドル」で出場者の青年にキスをし、その後青年は「ちょっと不愉快だった」と語っている。

オクラホマ出身の19歳(収録時)の青年ベンジャミン・グレイズは今週、「アメリカン・アイドル」に出場している。

オーディションの前にベンジャミン・グレイズはファースト・キスは最初に付き合った女性としたいため、まだ女性とキスしたことがないと明かしている。「交際経験が一度もなくて、女の子とは付き合ってからじゃないとキスできないんだ」と彼は語っている。

そこで、番組で審査員を務めていたケイティ・ペリーは、青年を呼び寄せて自分の頬にキスさせている。このときケイティ・ペリーは、「なめらかな音」がしなかったとして、彼に再度頰にキスするよう求めたが、その際いきなり彼の唇を奪っている。

キスは不意打ちで行われたようでベンジャミン・グレイズは驚きのあまり床に倒れこんでいる。

番組の動画はこちらから。

ケイティ・ペリーは番組放送後、ツイッター上に「#BenjaminGlaze #AmericanIdol」というハッシュタグをつけて、ミニー・マウスがミッキーにキスするGIF動画を投稿している。

https://twitter.com/katyperry/status/973047619382665217

ケイティ・ペリーのこの行動に対し、視聴者から批判の声が寄せられる事態となっている。あるツイッター・ユーザーは次のように投稿している。「これは性的な行為の強要だよ。これが男性審査員によるものだったらどうなるかな。ケイティ・ペリーは#MeToo運動から何も学ばなかったの?」

その後、ベンジャミン・グレイズは『ニュー・ヨーク・タイムズ』紙に次のように語っている。「ちょっと不愉快だったね。初めて付き合うときまでとっておきたかったんだ。特別なものにしたかったからね」

「もし彼女が『私にキスしてみない?』って言ってきたら応じたかって? いや、ノーと答えたはずだよ。大抵の男の子が『もちろん!』って感じになるのは分かるけど、僕の場合は、保守的な家庭で育ったから、すぐに気持ち悪く感じたんだ。自分のファースト・キスは特別なものにしたかったよね」

しかし、彼はこの出来事がセクハラにあたるとは思っていないとして次のように続けている。「彼女がそうしてくれて嬉しくはあったんだ。というのも僕の音楽を知ってもらうのに素晴らしい機会になったからね」

ケイティ・ペリーは今のところ今回の批判に対しコメントしていない。

先週、ケイティ・ペリーと修道院を巡って争っていた修道女は、裁判聴取の最中に倒れて亡くなっている。

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