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MC5のウェイン・クレイマーはアルバム『キック・アウト・ザ・ジャムズ』の50周年を記念してツアーを行うことを発表している。

ツアーにはサウンドガーデンのキム・セイル、フガジのブレンダン・キャンティー、キングスXのダグ・ピニック、ゼン・ゲリラのマーカス・デュラントが参加し、アルバム『キック・アウト・ザ・ジャムズ』の全編のほか、MC5の名曲を演奏するという。

『キック・アウト・ザ・ジャムズ』は1968年のハロウィーンの週末にデトロイトでレコーディングされており、今回のツアーも10月27日のデトロイト公演で締めくくられる。

「MC5のメッセージというのは常に可能性だったんだ。新しい音楽、新しい政治、新しいライフスタイルというね」とウェイン・クレイマーは声明で述べている。「今も、腐敗した権力体制や、遠く離れた終わりなき戦争、この国を崩壊させる無軌道な暴力が存在している。1968年について話しているのか、2018年について話しているのか、分からなくなってくるよ。今回、やむを得ず、僕らが仲間と50年前に作った音楽を共有することにしたんだ。僕のゴールはオーディエンスが前向きで求心的なロックの力に駆られてコンサートを後にしてもらうことだよ」

ウェイン・クレイマーは今年8月に新たな回想録を刊行することも発表されている。

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